2006/09/02(Sat.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][時事ネタ] もったいない
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが提唱する「もったいない」をアピールする「MOTTAINAIブース」が2日、東京・有明の東京ファッションタウンビルで始まった「アフリカン・フェア」に設けられた。
[Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <アフリカン・フェア>「MOTTAINAIブース」も開設より引用]
最近、というか、ここ数年「もったいない」がブームだ。毎日新聞はとくに熱心だ。やっぱりマータイ氏の尽力は大きいし、エコ的な面で一躍買ってるのは事実だろう。
だが、日本にはこういう面もあるのだということを、大曲で知った。
大曲の花火、食中毒防止月間とのことでアナウンスが。「もったいない 母ちゃんそれが 悪い癖」 一緒にいったメンバーは皆爆笑していた。会場も盛り上がっていた気がする。絶対、このMOTTAINAIムーブメントが裏にあったに違いないのだ。
日本は徹底してもったいないを突き詰めてやっていて、それで昔の人は存外食べても大丈夫だった気がする。でも、やわな現代人じゃもったいないの閾値が高くなってしまうのは仕方ないところだろう。
2006/09/03(Sun.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][時事ネタ] 帰ってきて一番驚いたニュース
日本テレコムは、10月1日よりソフトバンクテレコムに社名変更する。
[ITmedia エンタープライズ:日本テレコムが社名変更、「ソフトバンクテレコム」へより引用]
いや、想定の範囲内の事象だけども、やっぱりものすご複雑な気分。
「日本テレコム」というのは法人市場では「ブランド」でそれで変えていなかったはずなんだけどなあ。ソフトバンクは「日本テレコム」というブランド*1を買ったのではなかったのか?
(追記)8月28日はちょうど日本から米国への移動日。米国時間8月30日にネットでニュースをチェックしたときにはちょうどITmediaの街頭記事が過去の記事のページに移動してたんだよな。。。結局知ったのは帰ってから見たスラドのRSSで。うーん。
*1 信頼ともいう
■ [ETilog9][Web] 最近のYahoo!JAPAN
最近のヤフーのサービス、Yahoo!TVとかYahoo!NEWSとか、そのあたりのタイトルが平板になってきている。「テレビ」とか「ニュース」とか、同じフォントの文字に統一されているの。
前のアイコンもあしらったデザイン好きだったんだけどな。
そのうち、SoftBank Yahoo!になるんじゃねえの、とか適当に書いておく。
■ [ETilog9][Web] RSS未読処理
アメリカでも9ドル払って2日間で3時間wネットにつないだので、Bloglinesに登録してある友人たちのブログ&技術系のブログはそんなにたまらず(嘘、技術系のブログはけっこう未読たまった。3日読まなかっただけで160件とかになってるんだもん)に読むことができた。
帰ってきてからlivedoor Readerに登録してあるモバイル系のブログを一気に読んだ。いや、読んだというより気になる記事がないかのチェックともいうか。タイトルだけ見て一気に確認するときはlivedoor Reader超便利。この時ばかりはjとsで一気に流していける。逆に、必ず記事に目を通すってのであれば、スペースキーも使わないといけなくてよくない。
この使い分けで当分いきそう。
2006/09/06(Wed.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][mono] 愛機・Caplio RX逝く
f:id:ettieでアップロードしている写真の9割はこのRICOH Caplio RXで撮ってました。
RICOH Caplio RX デジタルカメラ ブラック*1
このカメラの感想は過去に書いたのでそちらを参照して頂くとして、ずいぶんと一緒にあちこちへ行ったものだった。香川から稚内まで、このカメラで撮り倒した。広角28mmレンズと年に5回充電すれば良い長持ちバッテリは最強だった。基本、メモ用途だったのだが、長時間露光も8秒まで出来たりしてきれいな夜景を撮ったりと、ときたま衝動として出てくる「綺麗な写真を撮りたいっ!」という欲求を満たすこともかなえてくれるカメラだった。後継機種と比べて、ワイド端のレンズが「若干」明るいことも助かった。あとは、R1やR2の「レンズカバー(実際にはカバーの部分ではないが)を開けると電源オン」というのがどうもなじめない私には、型落ちであるコレしかなかった。300万画素は、乱撮りしても容量は取らず、L版なら十分で、DTP用途にも使えて、PCでのプレビューも速い最高の使い勝手だった。
それでも、この記事の]写真を見て頂ければ分かると思うのだが、突如縦線が入るようになってしまった。フラッシュを焚いたときは横線が入るだけなのだが、明るい場所では画面が真っ白になる。
しかし、いざ修理~と思っても世間はお盆休み。修理拠点もお休みのようだった。
ということで、アメリカ出張で関東に帰るのを幸い、新横浜のデジタルカメラサービスセンターに持ち込み修理をすることにした。
新横浜へ。市営地下鉄新横浜駅は心なしか地下深い。掴みどころのない新横浜の街を歩いていく。環状2号線でJR横浜線の線路を越え、ビルを2回くらい間違えつつ新横浜ファーストビルへ。1階のリコー関連会社に入ってみると、「デジカメ修理は3階です」と書いてある。別会社だったようだ。
3回に入り、担当者の方を内線でお呼びする。さっそくカメラを取り出して症状を説明する。その女性の方はカメラを預かると、中へ点検しに向かった。その間、暑くて汗だらだらの私。急いで汗をふいた。
意外と早くその方が戻ってこられた。
どうも、シャッターの故障だという。シャッターを操作する線が断線していて、開きっぱなしになると光が多すぎて真っ白に映るし、閉まり方が中途半端だと横線が入るという。それで気になる修理費は7000円!! こんちこれまたびみょーな金額で。。。新しいカメラは買えないけど、痛い金額ですよ。ここで私はあることを思いついたので、担当のお姉さんに「少し電話してもよろしいですか」と申し出た。お姉さんは席をはずしてくれた(わざわざありがとうございます)。
私は、父に電話してCaplio R3を7000円で売ってくれないか交渉したのである。父はマクロ接写が欲しくて母に怒られながらCaplio R3を買ったようだが、描画エンジンについて不満を持っていて、1万5千円近くで購入できるPowerShotに惹かれていたようなのだ。私は広角28mmは「絶対」なので、それにあうカメラといったら、RICOHかPanasonicのLUMIXくらいになるので、どうしてもその金額で新しく買うことは出来ない。ならばということで交渉したら、あっさりと了承してくれたので、修理をしないことにした。
担当のお姉さんにその旨を伝えた。なんと、修理見積もり費用は不必要と言う。有り難い。「随分とおきれいですね。大事に使ってらっしゃるんですね、なのでまだ保障期間内かと思いました」とのこと。いやぁ、照れるなあ。これで「2年半しか使っていないのに故障ってリコータイマーですか?あぁ?」とか言えなくなったぢゃないか…… ちなみに、なんで断線するかと言うと、デジカメは熱がこもりやすく、機密性保持のためにがっちりとしたつくりに出来ないため、埃とかそういったものが入りやすくそれで断線するらしい…本当に綺麗に使っているのかと小一時間(無論、衝撃の線も捨て切れないとのこと)
バッテリを入れようとしていただいたのだが、その方は入れられませんでした。なので、私が代わりに入れて上げるのであった……いや、自分のモノなのに「入れてあげる」ってのはおかしいな。
そんなこんなで、センターを出ることにした。「良かったら後継機種のマニュアルもありますので」と勧められた。ということで、自分がリコーでないと広角&バッテリ持ちの面で駄目なので父に譲ってもらうことにした経緯を話すと、有難う御座いますと照れておられた。
担当者の方と別れて、エレベーターで1階へ。Caplio RX、いいデジカメだったんだがなあ…と歩きながら感傷に耽っていると、アメリカ土産を置き忘れてきている事に気づいた。急いで3階へエレベーターで向かうと、エレベーターホールにて、男性社員の方がシーズのキャンディー(中はチョコだが)が入った京セラの紙袋を持ってくれているではないか。大変恐縮しながら1階に戻ると、先ほどの女性社員の方が私を探しに行っていないのを確認して戻ってきたところにちょうど遭遇した。もーぅ、完全に恐縮なのであった。これでしばらくはリコー縛りだな。
と、カメラの話じゃなくなってきている感もありますが、ともあれCaplio RXは重体で無期休養に入ることになりました。うーん…とりあえず、今まで有難う、お疲れさまと言ってあげたいです。こんな僕についてきてくれて、楽しかったよとささやいてあげることにする。
(9月14日に全文執筆)
*1 なお、私が持っていたのはシルバーモデル
2006/09/08(Fri.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][時事ネタ] 自殺すれば実名、生きれば少年A
ちょうど渡航中に起こった事件だったので、詳しくは知らないのだけども
8日朝刊の新聞報道では、読売が容疑者の実名と顔写真を掲載。本紙と朝日、東京、日本経済の各紙は匿名で報じた。テレビでは、日本テレビとテレビ朝日が実名・顔写真入り。NHK、東京放送(TBS)、フジテレビは匿名と、それぞれ判断が分かれた。
[Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <山口高専生殺害>19歳実名報道、精査し対応…杉浦法相 より引用]
朝日が新聞とテレビ(親会社と子会社)で判断が分かれたのが興味深い。あと、毎日新聞に産経新聞が無視されている点。
死ねば少年法では守られないということ(法律の範囲外)ということなのか。だいたい、山中で遺体発見後に少年の犯罪だと分かった場合には、どこも実名報道してしまっているあとのはずだし。。。
18歳以上だと、少年の更生云々ってどうなのよって話も絡んできて、いろいろややこしい。
2006/09/14(Thu.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Diary] オーバーホール
そんなわけで、高校時代の友人たちと9月9日から4日間、北東北各地を旅行してました。
- 9月9日
- 宮古
- うにを食べた後、浄土ヶ浜。常道すぎるが満足。
- 岩泉(龍泉洞)
- 小本までR45。そして、小本からは「K点越え」で伝説と化しているR455を盛岡方面へ。5年ぶりの龍泉洞。相変わらず冷える。500円取られるんですね、入るのに。駐車場でFOMA圏外、WILLCOMバリ5。思わずにやつくわたし。駐車場へ行く道で蛇を踏みそうになった。素っ頓狂な声を出したら、その声に驚かれた。
- 盛岡で飯
- R455で早坂峠越え。よく2時間半睡眠で運転できたものだw 盛岡直前はすごい霧で慎重な運転をしてたが、追越されまくった。元気だなあ、みんな。ヤマトに入って焼肉と冷麺でも思ったが、駐車場が完全にいっぱい。バックで20mほど進んで出る羽目に。仕方ないので安易にぴょんぴょん舎へ移動。
- 宮古
- 9月10日
- 十和田湖
- びっくりしてしまうことに2時間くらいしか寝られず危険を感じたので、悶外氏@レガシィ乗り*1に運転を委託する。自動車保険の臨時運転者特約が役にタッタ(笑) この日、380kmくらい運転させる(爆) R4は軽快だし、奥入瀬の森林を楽しんで運転しておられたようなので良しとするか(よくない?) この日は後部座席で寝ながら移動したが、アベニールの後部座席はいろいろ足りないなあって気づく。整備します。
- 十和田湖で昼食。周りが定食を頼んでいるのにひとりにじますフライラーメンを頼んでドン引きされる。乙女の像を見学。
- 酸ヶ湯温泉
- 千人風呂を経験する。混浴だが、男女比は18:1といったあたり。無論、男女別浴の玉の湯に人気が集まっているからである。それはいいのだが、温泉内の男女の区切りは半々なので、やたらと男性側が窮屈である。久々の乳白色の湯には満足した。
- 行き帰りの道は結構霧深くて大変だった。悶外氏がだが。
- 十和田湖
- 9月11日
- 角館
- 武家屋敷に入りまくり。合計800円くらい取られた。皆さん結構町並みに感じ入っておられたようだった。もろこしという銘菓のおいしさに今頃気づく。
- 昼食は稲庭うどん。さぬきうどんのコシ~と違う、繊細さが気に入る。
- 田沢湖
- たつこ像。一体何回見ているのだ… たつこ像の真下に初めて行ってみた。想像以上にたつこさんはキレイ。
- 乳頭温泉
- 休暇村田沢湖高原に宿泊。別エントリで後述。
- 角館
- 9月12日
- 乳頭温泉2日目
- これも後述。あとで温泉臭がするとなっちゃんに指摘された。
- 盛岡
- じゃじゃ麺。アイーナでなぜか騒ぐ野郎達。これについてはノーコメント。
- 乳頭温泉2日目
そんなところ。温泉は良かったのだが、睡眠があまり上手く取れなくて休んだ!って感じにはならなかったのが残念。
*1 彼は首都圏在住で自動車通いってわけでもないのに年間走行距離が10000km行ったと言う。岩手住まいで3800km強の僕はどうすればよいのですかと。。。
2006/09/15(Fri.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][地域ネタ][Car] 盛岡周辺のガソリンが激安な件
リッター130円ってホント奇跡である。
滝沢村巣子にあるコスモがセルフ化して、133円を記録したと思ったら、向かいにあるJOMO(セルフではない)が同じ値段に下げてきていた。遠出をすることになっていたので満タン入れたわけなのだが、おかげで財布への負担は最小限で済んだ。翌日、滝沢I.C.近くのコスモ(キタセキ)で入れたら同値段だった。思えば私はガソリンを130円台後半で入れた記憶がない。幸せなことだ。その日、後輩Yすけ君が巣子のコスモでガソリンを入れたときには120円台で入れられたという。ここのコスモ、コスモ・ザ・カードを持っていればさらに安く入れられる。
北東北各地を見て回ったが、軒並み140円台。130円台の盛岡の価格には、東京から来た友人も皆驚いていた。
ま、そのうち落ち着くでしょ。じわじわ高くなるだろうし、またガソリン価格が一斉にあがるときには仲良くもとの価格に戻るんじゃあ……じゃあ今のうちに遠出…ってとくに予定もないしなあ。
なお、私はガソリンをセルフで入れたことはありません。だって、入れるの失敗したら恐いじゃん。
■ [ETilog9][Web] ふと思ったのは
よく考えると、女性の場合は下の名前だけをひらがなで公開するってのがサマになるが、男性はそうもいかない気がする。
また、やはりと言うべきか、Blog において自分の「実名」を公開している人は男性の方が多かった。それでも男性7.95%、女性3.69%とどちらもかなり少数であることには変わりない。
[Japan.internet.com デイリーリサーチ - Blog 定期リサーチ(27):2006年9月15日〓〓男女間でこれだけ違う“Blog 作法”より引用]
部分的実名ってのも、筆名とは別にカウントするとどうなるんだろう。
よく考えれば、この「TOKYO REVIEW SHOW」に限って言えば、筆名で収まっていたりする。リンクでモロ分かりなんだけど。
2006/09/16(Sat.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Diary] 大曲全国花火競技大会
大曲の花火大会と言えば、それは花火大会中の花火大会である。
8月26日、ホントはアメリカ行く準備もしなければならないのだが、今年で東北最後という落し文句にあっさりと私は落城して行く気になってしまった。今回は、同輩・後輩総勢8名での旅路である。自分が行き出してからは雨にたたったことがない(行きだす前の年は丁度雨だったと聞く)後輩マスター氏のナビである。彼がトヨタ・アルファードのレンタルから、停めるべき場所から完璧な手筈を整えてくれていたので、今回は付いて行くだけであった。この場を借りて(自分の場所だから「使って」か)、改めて感謝。
珍しく遅刻者ゼロ(自分が少し遅れた)で、出発。国道46号を西へ。テクニカルターム乱発のマジカルバナナで車中は盛り上がる。運転手のマスター氏がおいしいところだけ持っていったり、「適齢期」という言葉に自分がグサっときたりしながら、角館までついた。
角館からは国道を離れるわけだが、ここで少し混んでいる。そんなもんかなと思っていると、果たして少し飛ばした頃には空きはじめた。大戦死大仙市内、大曲市街も快適に走ることが出来た。マスター御用達の駐車場にて車を停める。この場所はナイスポジション。だから詳述は避けておく。ただ、市内であれば3000円出せばいくらでも停められそうであった。ただ、路駐も多かった。よくない。
場所を確保するため、会場へ移動。ものすごい混雑に、いつものがらーんとした平和な大曲住宅街を想起させる。大曲駅前は人口の割には商店がある雰囲気であったが、少し出るとのどかに住宅が広がる風である。田んぼはあまり見かけなかった。
会場で場所のメドがついたので、食事へ。その食事をする場所も、「マスター氏御用達」である。いつもは平和そうなラーメン店だが、その日ばかりは戦場であった。
開始時間までだらだら過ごす。皆は車でトランプをしていたので、自分は街をぶらついてみた。スーパー、ホームセンターと小さいながらも生活には困らない環境。意外と喫茶店が多い。コーヒーでも飲んで落ち着こうかと思ったが、単独行動でそれは余裕かましすぐやろってことで止めた。
その後、皆でさらにまたーり。ババヘラアイスやら缶コーヒー(俺だ)やら。コンビニやホームセンターで涼めるのは良い*1。この時点でトイレに列である。でも、私が見つけた某スーパーでは女子用トイレが10人待ち程度なのに、男子トイレは1人程度の待ち、それも個室は空いているという事態になっていた。男女兼用のところは、どっちにせよ行列である。
夕方になったので、会場へ移動。相当な人出になり始めていた。
どうにかして、見学体制が整う。
東北でここまでの人出を見たのははじめてだろう。
まもなくして昼花火が始まる。珍しいのだが、そこどまりのものである。ただ、30程度あるもののうち、3つほどうなるものがあったので侮れない。が、少し眠かったので花火の音を肴にここでは睡眠を取っておいた。
ここで、1時間ほどのインターバル。皆、食事に行ったりトイレへ行ったりしていたが、自分はアメリカ出張で行うプレゼンテーションの読み込みが全然だったので、祭りに来てまで仕事を持ち込むことに。私が飯を食べていないことを見かねた、後輩マスターが焼き鳥を3本ほど差し入れしてくれた。それを見ていた、ゆんぼとなっちゃんが、私は貢がれるタイプなのかなみたいな議論をしていた。私は貢ぐタイプだと思うが、岩手に来てからは貢がれた回数の方が多い気がする。良くない。
いよいよ夜花火の開始である。
最初にあるナイアガラ系のものは、場所柄見ることがあまり出来ない。こればっかりは有料の座敷席でないと駄目のようだ。
はっきり言って、凄い。右で打ち終わったかと思うと、左で打ち上げ始める。作りこまれた花火だから、単純な美しさではなく、変化の美しさが見て取れる。「定型」な割物花火は、シンプルであるが故に作りの手の哲学が垣間見れる。音楽に合わせた創作花火は、心を打つ。
ただ、その日私は花火の「音」に感動していた。もともと、火縄銃生産が戦国時代が終わって下火になったのでってことで出てきた花火、戦争産物がかくも平和に心を和ませてくれている現実に思いを馳せていた。
あと思い出してたのは、
「まるで焼夷弾の音みたいだ。戦争を思い出すな」
傍らにいた五十近い男が吐き出すようにいって、離れていった。思わず徹と陽子がそのうしろ姿を見送ると、男は松葉ヅエをついていた。戦争を知らない陽子は、そのとき生まれてはじめて戦争の、いいようもない恐ろしさを肌にじかに感じた思いがした。
[氷点 (下)より引用]
そう言えば、アニメーション映画の「火の雨がふる」では、お母さんに背負われた子供が、焼夷弾を「母ちゃんきれいだね」というシーンがあったかと思う。
浴衣姿も艶やかな女性も多く見られる「祭り」である花火大会で戦争学習なんて馬鹿げているが、花火は見ていられることの有り難さを一層感じさせてくれる。冷ややかな夜の風もセンチメンタルに、仲間の中にあってひとりそんなことを考えてしまった。
花火と言えば、どうしてもカメラで記録してしまいたくなる。以前のエントリで書いた通り、Caplio RXがイカれていたためLUMIX FZ-10をお借りした。これが通常モードではシャッタースピードが1/8にしかならず、大弱りだった。夜景モードはあるのだが、それだとシャッタースピードが8秒という、花火にしては長い露出になってしまう。Caplio RXではコンパクトカメラの癖に露出時間を指定することが出来るので、1秒か2秒でやっていけばいいのだが……致命的なのは、三脚がないということだったわけだが。
最後は、花火で明るくなったときにうまく2秒以下のシャッタースピードに出来そうなことが分かり、それで撮影を行う。それから裏技的なものとして、もしシャッタースピードが5秒以上にしかならないときは、ある程度花火を撮ったら煙もなく雲もないところへレンズをそむけてしまう方法が使えるかと気づいた。バッドノウハウってかんじだけど。
カメラを持っていってしまうと、花火そのものの楽しみのほかに、花火を撮る楽しみも出来てしまうのが悩みどころ。純粋に花火を楽しむのなら、決意を持ってカメラを持っていくべきではないのかもしれない。
出し物としての競技の花火だけでなく、企業広告として提供される花火も多い。人権を守ろう!という旨の広告なのに、笑顔になるべきはずの顔が上下逆にしか出ず(難しいのだ)、このキャラクターの人権はどうなるんだとかつっこみをされていたり、「もったいない 母ちゃんそれが 悪い癖」に爆笑したりとこちらでも楽しませてくれる。
途中、東北電力の提供の花火で歌が流れていた。Hちゃんが「ettieさん、この歌分かります?」と尋ねてきたのだが、答えられなかった。そこに追い撃ちをかける一言が笑顔とともに発せられた。「東北の人なら皆知ってますよ」 やっぱり5年ちょっとじゃまだまだ東北の人間にはなりきれんっちゃことですわ。
時間も過ぎ、いよいよ大会提供花火に。
すべての場所から打ち上がる花火。音も光もMAXである。
皆、ケータイで写真を撮っている。上手く撮れていたのだろうか*2。
と、大会はまだまだ続くのだが、我々はここで撤収をすることにした。花火を最大限楽しんで、帰りの混雑に巻き込まれないためには、この時間で離れるのがベストなのだ(書いて大丈夫なのかな)。すごいスピードで混雑のなかを集団で歩く8人の集団。私は歩くのは速いことで有名なので慣れたものだったが、やっぱり走らないと追いつかないみたいな感じにもなっていた。おかげで、迅速に抜けることができた。
だが、タクシーで道が埋まっていたりする。秋田自動車道に入って、ようやくそこそこに流れるようになった。
あとは帰るだけ~なのだが、ゆんぼ持参のiPodから流れる音楽によって意識は消滅した。負けた。
無事帰着。
もし、これで飛行機があんなことになっても、最後に祭りらしい祭りを思い出として作ることが出来て良かったかな、と思っていたことは内緒である。
■ [ETilog9][地域ネタ] 谷藤盛岡市長はわざと愛称制定している
結論から言えば、盛岡ブランドが傷ついたのではなかろうか。
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m09/d16/NippoNews_6.html
結局、「盛岡城跡公園(もりおかじょうあとこうえん)」となったようで。ぶっちゃけた話、私のような歴史愛好者(城ファン、城オタク、歴史マニアなどなど)は、「盛岡城跡」に行くって感覚だろうから、その行き先が千秋公園だろうが霞ヶ城公園だろうが岩手公園だろうがあまり関係なかったりする。城研マンくらいの城愛好者なら、地図を見れば一発で岩手公園が盛岡城跡だって見抜けるしね。岩手公園は花見の名所でもあるけど、花見客は言いやすさが肝要になってくるだろう。「いわてこーえん」ってのは言いやすいが、「もりおかじょうあとこうえん」はまだ長ったらしい。まあ、「もりおかおしろあとこうえん」よりはマシだっただろうが。上がったものでは「もりおかじょーしこーえん」は語呂良かったけどな。
さて、私としては「やるならそれでもいいけど、ちょっと欠けてるものが君たちにはないのかね」って立場だったわけだが、最後まで賛成に回りたくない体たらくだったなあ。
岩手日報や在盛のテレビ局はいろいろこの問題を取り上げていたようだけども。日報には私と同じ意見がきちんと載った。
市内の建築家伊山治男さん(60)は「これまで使われてきた『岩手公園』とどう使い分けるのかあいまいな部分が多い。公園にゆかりの作品がある石川啄木、宮沢賢治の研究家が異論を唱えないのは不思議だ。名前や由来の持つ重みをもっと真剣に考えるべきだ」と議論の不十分さを指摘する。
[盛岡市が6案に絞る 岩手公園名称問題より引用]
皆に祝福されるのでなく、疑問符も残る中でこういう方向に決定づけられたのは惜しい気がする。結局、改称賛成派は盛岡城跡としてのビジョンを示せぬまま、そして、文学的価値の持つ岩手公園に唾するのみで改称を強行した。開園100年に改称しなければならない義務感もあったのだろう。
盛岡市民ではない私は遠慮なく言うが、この改称は盛岡市民30万人の自己満足でしかない。盛岡のエゴとして、盛岡に泥を塗った面は少なからずあると言わざるを得ない。盛岡市民の中には、反対の人も大勢いらっしゃるだろうが、盛岡市が改称するということはそういうことである。奥州市という市名を望まない奥州市民も、「僭称」たる奥州市を使っていかなければならないのと同様に、盛岡市民もこの愛称と心中しなければならないだろう。今からでも遅くないから、南部藩の城下町の中心であった盛岡城の現代における在り方を、改称という作業にパワーを使い果たして満足しきって燃え尽きているであろう市長・市役所に代わって考えていかなければならない。
おっと思ったのは、朝日新聞の地方版。
また、国指定史跡としての城跡の名称が「盛岡城跡(じょう・あと)」であることから、「愛称として違和感がない」(市幹部)と判断した。
[asahi.com:岩手公園の愛称 「盛岡城跡公園」 - マイタウン岩手より引用]
だったら、愛称とか訳分からないこと言わずに、「今後盛岡市は、盛岡ブランド促進のため、公園名ではなく国指定史跡の名称をパンフレット等に採用する」と宣言すれば良かっただけな気がしてならない。ま、ここで第2意見だった「盛岡お城跡公園」を採用するとか、アンケートに真っ向勝負するようなことはしなくて正解だったとは思うけど。
とにもかくも、岩手公園はこの一件でけっこうクローズアップされたのではないか。広告宣伝効果はどれくらいだったかなぁとか考えている谷藤市長のにやけた顔を想像するのも悪くない。
じゃあ、最後に蛇足。そんなに盛岡ブランンド盛岡ブランド言うんなら、岩手県を盛岡県に改称することを考えたらどうだろう。1817年以降は、下北のあたりも「盛岡藩」だったのだから。磐井・胆江のあたりはそぐわなくなっちゃうけど、それは「岩手」も同じだし。藩名をつけることかなわなかった、戊辰戦争逆賊の汚名を今こそ晴らすのじゃあああ!!!って、焚き付けるだけ焚き付けておく*1。
*1 もしかしたら、今の盛岡市は岩手ブランドではない盛岡ブランドに魅力を感じていて、岩手の他のものと一緒にしないでほしいわよふんっ、とか考えているのかもしれないけど
2006/09/17(Sun.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Web] ありがとうLモード
iモードと比べて、画面も大きくてボタンも大きい。一定の役割はあったみたいなんだけどな。
NTTグループが全国規模で手掛けるサービスから撤退するのは珍しい。
[NTT東西、固定電話版iモード撤退へ??ビジネス-最新ニュース:IT-PLUSより引用]
キャプテンは…とかいらざる突っ込みを入れてしまう。
■ [ETilog9][Place] アメリカ・グランドキャニオン国立公園
そんなわけで、アメリカ出張ということにあいなった。観光目的ではなく、初海外である。
なんだけども、まあもののついでということで、上役と結託してグランドキャニオンへ行ってきた。
宿泊していたTusayanの街から北上すると、ゲートがある。料金を払わないと中に入れない仕組みだが、1週間はフリーパスになる。ゲートのおばちゃんが、「どこから来たの?」と聞くので、「日本」と答えたところ、英語のパンフレットだけでなく、日本語のパンフレットも渡してくれた。
まずは、マザー・ポイントへ。
もぅ、グランドキャニオンである。
人の手では為し得ないような自然の迫力なのだが、思っていたより感動がそれほどでもなかったのは、上司と二人っきりだからか、このあとの仕事のことで頭いっぱいいっぱいだったせいか。
グランドキャニオンの岩と同じくらい、このアリゾナの青い空に感じ入っていた。
マザー・ポイントには、ガラス張りで崖っぷちに立つ見学拠点もあり、これが楽しい。一緒に行った上役は、全方位カメラが置けたらどんなに素晴らしいだろうと言っていた。
ビジターセンターで軽い食事。ここで食べたサンドウィッチは、あまり美味しくなかった。グランドキャニオン絵柄のグッズが数多く売られていたが、パス。駐車場には日本車が多かったが、日本人観光客は見かけることはなかったと思う。たしかに、レンタカーかちっさい観光用小型飛行機でしか来られない(あとは鉄路もあるか)というのは、少しアクセスが悪いだろう。
デザート・ビューに向けて移動。
途中、所々に車を停めて眺望を楽しめるポイントが多く点在する。景色が変わったなと思った場所で、その都度車を停めて写真を取りまくった。
グランドキャニオン内の道もアメリカンな一本道である。飛ばせる…上に、グランドキャニオン内では警察の車を見なかった気がする。だが、観光客はほどほどにしておいたほうがいいとおもう。
デザート・ビューへ。
日も高くなってきたこともあり、より眺望がくっきり見えるようになっていた。冬は空気が澄んでもっとはっきりと景色が見えると言う。
今なおグランドキャニオンは侵食が進んでいるという。次来たときには、また違うグランドキャニオンが見られるというわけだ。もっとも、次の機会はない気がするが。
アリゾナは、気温は30度近いのだが、カラッとしていて汗を全くかかない。長ズボンを履いているのは我々日本人2人くらいなもので、あとの欧米人の人たちはハーフ・パンツだった。日本人観光客はいなかったが、中国人観光客は多かった気がする。
デザート・ビューには、Watch Towerというグランドキャニオンのサウス・リム屈指の高い建物(?)がある。
ここの中は壁画になっておりそれも楽しいし、上からの眺望もまた一味違う。
このデザート・ビューを拠点にトレッキングしたり、キャンプをしたりという人たちも多いようだ。
今回行ったサウスリムも他に奥までずっとあるし、それだけでなくアクセスが劇的に悪いノースリムもあるし、まだまだグランドキャニオンは見るべきところがありそうだ。
■ [ETilog9][Place] Monument Valley
グランドキャニオンを抜けて、モニュメントバレーへ向かった。
アメリカの道は、トンネルがない。山をなめるようにアップダウンする場所はあるが、日本の道路ほどのテクニカルな道は皆無である。
Kayentaの街あたりで曲がってしばらくすると、なんとなくモニュメントバレーっぽい奇岩だらけの道になる。このあたりから、アリゾナ州を越えてユタ州であるようだ。
ところどころで車を停めて写真を撮った(上の写真に映っているのは、今回Hertzで借りたHYUNDAIのソナタ。アメリカでのテストで耐久性で日本車を上回って話題になったそうですよ)。
野生動物も多くなる。道沿いにだけは草が生えており、羊の群れが跋扈していた。
明らかに砂漠地帯で、ああ、アメリカ西部なんだなと思わせる。ここは日本ではないのだなと、故郷と切り離された不思議な感覚を経験した。
ビジターセンターに到着。
うーん、奇岩ですねえ。やっぱり人の手が加わっているのか…と考え出したら最後、歴史ミステリーのドツボにハマることうけあいです。
観光客が置いて行っているのか、石が積まれていた。
ビジターセンターから更に下に降りることが出来て、面白い。しかし、悪路である。ビジターセンターが見える最後の車を置いておけるスペースには、露店も出ていた。そこのおばちゃんの子と思われる兄弟がけんかしていて、母親の鉄拳制裁を食らっていた。このあたり、日本もアメリカものどかでいいなあ。
グランドキャニオンを見ても、思っていた以上の感動は得られなかったのだが、このモニュメントバレーを見るとそうでもない気がしてきた。こっちはグランドキャニオンほどの造形美ではないけども、人の手が入っているのか、自然の手が入っているのか分からなくて、どっちでも凄い。グランドキャニオンは、明らかに自然が為した風景だと感じ取れる。この対比が双方を高めてくれるというところ。
■ [ETilog9][Place] グランドキャニオンの夕陽
帰りがけ、丁度グランドキャニオンに夕日が沈む頃合だったのでデザート・ビューに寄って見た。
夕焼けに染まった岩が美しい。
グランドキャニオンのサンセットも十分美しいのだけど、それはグランドキャニオンでなくても美しい類いのものだと思う。やはり、夕焼けや朝焼けに染まる岩を楽しむってことでは、少し日没時間より早めに来ていたほうが正解。
ちなみに、この時間を狙ってくる人は多く、昼間に行った時よりも人がいた。
■ [ETilog9][drink] アーっ!!
なんと、飛行機であのスターバックスのコーヒーが飲めるのだ。
[機内で「スタバ」コーヒーが飲み放題! | エキサイトニュースより引用]
アメリカで2回もユナイテッドに乗ったのに飲み損ねた。。。いや、そのことをすっかり失念していましたですよ。
1回めは時差ぼけで完全爆睡、2回めは目の前の人に釣られてPEPSI NEX…うう。。
2006/09/19(Tue.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Place] Tusayanの街
グランドキャニオンの入り口にあるTusayan。今回はここにあるBest Westernに泊まった*1。
アメリカの宿は(当然)初めてだったわけですが、固定式のシャワーには最後まで慣れなかったなあ。剃刀と使い捨ての櫛は当然のように(?)ありませんでした。
この街には、スーパー、ガス・ステーションのほか、マクドナルド、ピザハットなどの飲食店街、グランドキャニオンシアターなど、一通りの生活は出来そうな感じでした。一番美味しい(まともな)食事を出すのは喫茶店だったけど*2。近くには、グランドキャニオン空港が。
普通に、宿の駐車場に野生のシカがぬっと立ってたり、面白い経験もした。
■ [ETilog9][food][drink] アメリカの食生活
食べたのは
- ピザ×2
- サンドウィッチ(作りおきのものからBLTまで)×3
- ハンバーガー
- レッドロブスターで盛り合わせ
- スパゲッティ
あとは宿の朝食。これは、ブッフェスタイル(バイキング)なんだけど、果物とドーナツくらいしかめぼしいものがないという…朝からペプシ飲んでいる人が結構いた。自分も飲んだけどw
こう見てみると、自国のものってあるのかよとかって感じだけど(ハンバーガーはそうか)、正直食べられないってことはないかなというところ。ただ、サンドイッチは外したものを食べるとこれが美味しくない。これは中身次第。ローストビーフが外れていたんですねえ。コンビニっぽいところで売ってたハムサンドはイケてた。BLTのカリカリのベーコンも、悪くはなかった。ピザは…これもそこそこ美味しい。トッピングを絞ったおかげか、日本のよりもチーズが前面に出ていてまた食べる気がわいた。スパゲッティ…食べたのはミートソースだったんだけど、これが良くない。まず、麺が柔らかすぎ。ミートソースそのものが美味しくない。肉もぬきんでているわけではない。はっきり言って、他のメニューのほうが全然美味しい。ハンバーガーは、日本のマクドナルドのミートっぽいミートなので、あれが苦手な人はダメかも。ただ、ボリュームがあるので食いではあると。ただ、付けあわせがポテトチップスだったのが気になるなあと。Flagstaffの街で入ったレッドロブスターは、アメリカなレッドロブスター。自分は少しケチってしまったので海老とサーモンの盛り合わせだったが、20ドル出せば、カニからロブスターまで味わえる。ガーリックパン食べ放題。あまり食べなかったけど。あと、給仕のおねーちゃんがまだ海老ひとつ残ってるのに皿を持っていきやがッた……食べ物の恨みは恐ろしいんだぞぉガルルルゥとか思ったが、その店にいた違うウェイターの女性が飛びぬけてビューティフルだったので忘れることにした(なんだなんだ)。
飲み物……アメリカでは、まずCokeかPEPSIが圧倒的。ダイエットマウンテンデューとか、面白いものもあったなあ。PEPSI NEXはサントリーが開発したと聞いたけど、これもアメリカ本土に結構あった。ダイエットペプシよりは美味しいか?
コーラを拒否すると、アイスティーはあっても、ミネラルウォーターしかない。ウーロン茶から緑茶飲料が発達している日本ではないですねえ。
宿やレストランでは、ドリップコーヒーと一緒に必ずディカフェがあったのが印象的。ドリップコーヒーはドリップコーヒー。新幹線車内で売っているコーヒーや日本のマクドナルドのコーヒーからすれば、想定の範囲内の味。
缶コーヒードランカーの私としては、大丈夫かなと不安だったんだけども、スターバックスの缶入りラテがあるのでその向きは問題なかった。とはいっても、ずっとタダでドリップコーヒーが飲める環境だったのでそれですんでしまった。
■ [ETilog9][Diary] アメリカの雨
これまた露骨な激しい雨で。はてブのホッテントリで「ANN NEWS ヘリから撮った!1時間に60ミリの集中豪雨の『柱』 」ってのがあったけど、それを思い出した。
■ [ETilog9][mono] IXY DIGITALも広角かぁ
手振れ補正を採用したのは一世代前の800 ISからだと聞いていたが、ついにキヤノンまで広角レンズと思うと、感慨深い。
キヤノン、広角28mmからのズームを搭載した手ブレ補正コンパクト「IXY DIGITAL 900 IS」::デジカメWatch
広角28mmの威力でDIGICエンジンというのは魅力的。ファインダーが残っているのも魅力。
ただ、キヤノンはアンパイに過ぎるよなとか思ってみるのはどうかと自分でも思う。あとは、テレ側が暗いかな?
IXY DIGITAL 1000は手振れ補正がないのは痛いが、1.8インチCCDで1000万画素ってのが魅力。うーん…でも、日常使用じゃその画素数は扱いづらいかな?
■ [ETilog9][Mobile] アメリカの携帯電話事情
連絡が取れるように、DoCoMoのWORLD WINGを利用した。普段はmovaユーザなので、完全なレンタルである。
まずは第1ターミナル南ウィング4階のQLライナーカウンターで受け取ることに。ところが、これがまったく見つからない。ドコモ公式の地図分かりすぎ。しかたなく反対方向にあるドコモカウンターへ行くと、やはり反対側にあるといって地図を渡してくれた。改めて行ってみると、やはりない。ブチ切れそうになった時、ようやく見つかる。看板のところは「QLライナー」としか書いてなくて、カウンターのところになってようやくDoCoMoの文字があるのであった。
そんなんで持っていったのだが、サンフランシスコ~ラスベガスまで電源を入れてなかったのでこのあたりは分からないけども、グランドキャニオン近辺ではまったく電波入りませんでした~もう、「これ何てPHS?」とか思ってしまったが、日本のPHSだって撤退が決まった某N社と言えども、まずそんなことはあるまい。
フラッグスタッフ、フェニックス、ロスアンジェルスでは普通に電波はいりました。うーん…思ったのは、マクドナルドやバーガーキングがある程度の街では、エリアになっていないと。ウォルマートがあるレベルの街になると携帯の電波も入ると。スターバックスがある程度の街であれば間違いなく入る。それがアメリカの町の格付けではなかろうかと。おそらくはシンギュラーのGSM網だと思うんだけど、これでもiモードが使えるってのはなんかすごいなあ。N900iGということで、ニューロポインタを初体験。面白いけど癖っけあるっけね。
グランドキャニオンでは、まず携帯電話使っている人を見かけることはありませんでした。まあ、電波入らないのだから当然か。携帯電話で写真撮ってる人ってのもまず皆無。思いっきり使って見せつけてやればよかったか。サンフランシスコの空港では、あのBlackBerryらしきを使っている人をちらほら見つけました。フルキーボードつきの端末が人気みたいだったなあ。着メロで電話に出ている人はいなかったけど、デフォルトではなさそうな着信音で電話に出ている人は、多かった。マナーモードとか、そういうのはないのかな?
正直、どっちが進んでいてどっちが未発達ってことはないようだったけども……日本のほうが国土狭いから、面積でのカバー率とかって出してみるととんでもないことになりそうだなとか思ってみたり。movaの面積カバー率とか、auのCDMA 1X WINの3Gとしてのエリアカバー率とかはとんでもないんじゃなかろーか。
2006/09/21(Thu.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Diary][Mobile] ネットワーク暗証番号
ドコモの携帯電話のネットワーク暗証番号がまたロックかかってしまった。番号いろいろ変えていると、あれどれだっけってことになるわけで。。。あー、面倒~~~
ついでだが、ウィルコムの災害伝言板は、今回の台風13号のでは全国どこからでも登録できるようだったなあ。。
■ [ETilog9][Computer][Mac] iTunes 7
アイコンの音符マークが緑から青色に。どこかで見たことあるなーと思うと、OS 9でも動くのが提供されていたころのiTunesのアイコンに似ている気がするのは気のせいか?
ま、映画ダウンロードとかゲームとかiPod…とか関係ないので僕は、そういうあたりに着目がいくと*1。
*1 でも、iTunesは最近ちょくちょくインターフェースがかわるなあ
■ [ETilog9][Computer][Mac] egbridge Universal
ことえりがあんまりなので、体験版を入れてみた。ATOKよりはMS-IMEに操作が似ていて、一時期Windows版を使っていたこともあるけど、どうだか…
■ [ETilog9][Review][Magazine] L25
首都圏行くとR25が整然と並んでいて、フリーペーパーの類いが充実していてうらやましいなと思うこと頻りなのだが。
ビジネスマン対象の「R25」の女性版で、月2回発行。
[リクルート:働く女性対象に「L25」11月創刊 -photoジャーナル:MSN毎日インタラクティブより引用]
R25、電車の中に持ちこんで読みだしてふと周りを見渡すと、同じく読んでいるのは女性ばっかりだったりする。野郎は雑誌を読まないのか? いや、金出して週刊誌買って読んでるのか? それが男の面子か? とにかく、自分以外に、同じ年齢層の男性が読んでいるほかは、若い女性があっちとそっちで開いて見入っていて、片方ではおばちゃんが丁寧に読んでいたりする。駅のホームで電車を待ちながら読んでいるのもOL風のお姉さまだったりするわけだ。
と考えると、R22とか出していた割にはいままでなかったことの方が不思議なくらいだが。。。
ところで、最近深夜人が少ないコンビニで女性誌を手に取るのがひそかな楽しみだったりします。やっぱ、雑誌って自分の知らない情報を仕入れるものって気がするから、そう考えると女性誌が一番未知の情報が載っていることが多いと。でも、買うほどでもないし、かといって彼女でもいないかぎり手に取る機会ってのはない気がすると。そんなわけで、R25を手にする女性たちに倣って自分も読みたいなあL25って思うんだけど、11月からの電車の中はどうなるだろう?
■ [ETilog9][Computer][Mac] egbridgeがないと生きていけない
egbridgeが良い。固有名詞の変換効率が飛躍的に上昇した。WiMAXからiモードに、田中館愛橘とか安倍貞任とか安倍宗任まで変換できるってのがテラスゴス(←2ch語までは無理かw)。ありがちに「もーむす」と打つと、「モー娘。」と最後のマルがつくだけでなく、「モーニング娘。」とまで候補に出てくると。
あと、一番大きいのは「Nの過不足を補う」ってのができること。これがでかすぎる。
X11がからんでくると怖いけど、Carbon EmacsとかNeoOfficeとか、そのあたりでX11を起動するほどっても感じなのでこのまま購入か…ATOK2006は体験版がMacには出ていないのが残念。
やっぱIM(IME)くらい金出して買うべきなのかな。ケータイShoin使い出してからというもの、PCの変換効率の後進性に辟易していたのですよ。日本語を使うならこのあたりは考えたほうがいいのだろうな。
2006/09/22(Fri.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][雑感] エコノミークラス進化論
アメリカには当然飛行機で行ったわけで、エコノミークラスに乗っていった。飛行機に乗るのは8年ぶりか。
で、これまで8回乗ったことがあったわけだけど、5回乗る機会に恵まれたと。しかも、プロペラ機や小型ジェット(3列×2に1回、2列×2に1回)にまで乗ってもぅフルコースだったな。
アメリカのユナイテッドは「Ted」ブランドになっていたのが印象的。というか、アメリカの飛行場で4回荷物検査を受けたわけだけど、4回とも
- 靴は脱ぐ
- ノートPCはかばんから出してかごを分けてチェック
- 上着も脱ぐ
と厳重なるチェックを受けた。当然、ポケットの中にある貴重品類や時計は外してゲートをくぐると。……実は、これまであのゲートでひっかからなかったためしがないというw(なお、9.11テロ前の国内線での話である)、それで正直ドキドキしていたわけだけど1回も引っかからず通り抜けることが出来たのは慶賀すべきこと。
フラッグスタッフ空港では、客が少ないこともあってか、外国人に対しては厳重に職員によるボディチェック検査がありました。当然、カバンの中も厳重にチェック受けました。スーツケースは開けてのチェックがあるということで施錠しなかったんだけど、スーツバンドがその空港で外されて手荷物が2個扱いになっていて、成田までやってくることがなかったという……そのスーツバンドも借り物だったんだがなあ。ANAの方が無償でくれたけども、紛失は紛失、手荷物検査は最後まで粘ってチェックしたけどラストに出てくる箱にも入っていなかったぞと。うーん。
さて、国際線の飛行機に乗るのは生まれて初めてだった。往復ともANAだったので言葉は安心だけど、長時間フライト。しかも、エコノミーの真ん中の席と言うこの上ない幸運(不幸)に恵まれたのであった、往復とも。
で、実際エコノミーの席に座ってみると、新幹線の普通車座席より座席間隔が狭いと。前の席の背もたれ後ろについているポケットには冊子がたくさん入っているし、真ん中の席ということで足を通路側に出すなんてことも無理。5時間が限度だったぽい。で、歩いて足のしびれをとるなんてのも無理と。トイレにも行ってられない*1、もぅ、隣の席の人が立ったら例え寝ている最中でもトイレに立つみたいな。もぅ、これはエコノミークラス症候群になってくださいと言っているようなものだなと次第に腹が立ってきた。観光だったら、エコノミーで2回海外行くくらいなら、1回に減らしてでもビジネスクラス。あ、近場にしか行かないってのも手か?(譲っても北京、グアムまで) いーや、鉄道のほうがマシ。少なくとも途中暗くなって睡眠をとること前提のフライトですよ。車中泊ですよ。
格付けすれば、{{'<span style="font-size:medium;font-weight:bold;">寝台特急はやぶさB寝台>サンライズ瀬戸ノビノビ座席>>>特急オホーツク自由席>ムーンライトえちご≧大垣夜行*2ボックス席>らくちん号≧岩手県交通夜行バス本厚木-盛岡線>>>>>>>>>エコノミーシート</span>'}} もう、ぶっちぎりで居住性なし。断トツ最下位。勝てるのは貸し切りツアーバスによる夜行移動くらいか? 正直、悪名高い701系車両で10時間座って移動している方が楽な気がしてならない。
こんな状態をなんで国は放置しているんだ?とか、思わざるを得なくなってしまった。全く、足が長いと辛いことばっかだぜ(と、言ってみる)。
ただ、エコノミーでもゲームも遊べる液晶端末がついていて、音楽や映像コンテンツを楽しめて、飛んでいる位置を確認できるのはいいかなと思った。今回は、笑点とトリビアの泉、「ALWAYS 三丁目の夕日」からダヴィンチ・コードまで見た。
飲み物も充実してると思った。国内会社ということもあって、伊右衛門があるのが目を引いた。オレンジジュースやコーヒー、ペプシからセブンアップまであったし、自分は移動中は素面貫きたい派だから飲まなかったけど、アルコールも充実していて、ビールはアサヒ・キリン・サッポロから選べたっぽいし、ワインもある。
機内食を初めて食べたけど、これがけっこうおいしい。さわらの蒸し焼きは美味しかったし、帰りの飛行機で食べた豚の角煮は、アメリカ料理で疲れた胃を和ませてくれるナイス肉料理。帰りの飛行機の2食目のトマトベースのソースを和えたマカロニは「そこそこ」な感じだったけど、卵料理やウィンナーなんかはとても美味しかった。乱気流にまきこまれて、コーヒーがトレイにこぼれるくらいはデフォだったみたいですが。
まあ、ゆっくり寝ることも出来なかったわけだけども、あれだな、枕はどこで使うんだろう? 行きは寒くて、帰りは少し暑いくらいだった。でも、あまりリクライニングも出来ないし、したところですぐ食事になってしまって元に戻せ言われるし、リクライニングの存在意義が飛行機では希薄と感じた。
キャビン・アテンダント……アメリカで外国人女性ばっか見ていたら、帰りの飛行機ですぅーっと惹きこまれてしまったらどうしよ?!とか思っていたが、そんなことはなかったわけで。まあ、席も出られない状況、飲み物も持ち込めないご時世では、アテンダント頼みでないと生きていけない(ほんとうに!) 親切ではあるし、不満があるわけではないですよ。
鉄道ばっか*3で、あまりそれ以外の移動手段も使わないので、何事も経験だなってことでどんとはれ。
■ [ETilog9][Review][Movie] ALWAYS 三丁目の夕日、ダ・ヴィンチ・コード
とりあえず、帰りのエコノミーで2本とも見た。小さい液晶で見づらかったのが難点だったが、こういうことでもなければ映画はつくづく見ないなと思う。とりあえず、自分用メモ。
ALWAYS 三丁目の夕日
公開時、好評で盛り上がっていたようけども、あまり興味もなかったわけですな。ただ、実際見出すと、昭和30年代の精巧な再現にまず感銘。話が進んでいっても、ああ、こういう時代だったんだなと逐一納得できる作りでそこは自分内高評価。
正直、映画っぽいヤマがないので「だから何?」と言ってしまうとおしまいな気がするが、心にたらたら新鮮な水を流される感じはしますな。映画館に行って見るほどゆとりがない、テレビで見てたら違う作業に熱中してしまいそうという意味では、飛行機で見るにベストだったなって気がして満足。
ダ・ヴィンチ・コード
ぶっちゃけ、映画館に金払って見に行っていたら「損したかな」とか思っていたかも。原作(文章)のように、謎を考える暇も、キリスト教に思いを馳せるゆとりもないから。テレビでやったほうがよかったんじゃ?とか思ってしまうが、そうすると冗長すぎるし困ったものだ。
ただ、パリでのカーチェイスとか、フランス脱出とか、ビジュアル的な面では流石映画! そのモーメントモーメントは非常に素晴らしい! あと、正直に言えば原作の謎の部分(さすがに犯人は覚えていたけど)を忘れている部分も多かったので、そこの部分は「あ、そうだったっけ」と楽しめた。
この原作は最初から映画化を考えられて作られているって論考が昔あがっていて(どこのブログだったかは失念、「これじゃないか」ってご指摘あればコメントください)、その通りだなあと感心して読ませていただいた記憶があるが、映画化に当たっては、原作にはあったソフィーがラングドンの手に手を伸ばすシーンはなかったし、原作の方が映画っぽい感じだった(笑) 原作>映画。でも、怒るほどではないですよ。
ところで、クリスチャンの方も多く登場されている国際線機中で見てよかったものかと思っていたり。最後のスタッフロールには、「フィクションです」と字幕が強調されていましたw
(追記)下のAmazonのレビューより。
しかし、映像で見せる宗教美術には説得力があります。
たしかにそうだったかも。いちいち美術作品が本当に出てきて検証楽だったしなあ。
でも、自分にとっては膨大な蘊蓄>ビジュアルだったってこった。
■ [ETilog9][Computer][Windows] ATOK2006
Macで体験版ないので、Windowsのほうで体験版を入れてみた。
……なんか、期待していたほどじゃないんだよな。固有名詞がegbridgeより弱い。おそらく、自分で辞書追加してねってことなのだろうかな*1。
MS-IMEよりも変換効率は上がっているのかもしれないが、文脈を判断して~とか、文節区切りを正しく~とかって空気みたいなもので、その効果がなかなか実感できないのだよな。ついでに、「ATOKなら……ATOKならきっと何とかしてくれる」って期待値が高すぎて、間違って変換されたときの失望度がずば抜けて高いのも損していると思う。方言対応とか文語対応とかも効果を実感できず。メールを打つ機会が多ければ、敬語間違いなんかのツッコミをありがたいと思うこともあるかもしれないけど…1997年にも体験版使ったことがあるけど、そのときの驚きほどでもなくなっているのはいかがしたものか。
しばらくは使ってみるつもり。ただ、お金もないので、1万ちょっとはたいてWindowsもMacもATOKに統一するよりは、6000円でMacはegbridge、WindowsはMS-IMEでもいいかなって考えが現時点では私を支配しています。これなら、自分のマシンでないコンピュータでMS-IMEを使わなければならなくなったときに苦痛を感じることもないだろうし。
*1 あまりその手の辞書を標準で強化しすぎるとかえって変換効率が悪くなるみたいな話をどこかで読んだ記憶がある
2006/09/25(Mon.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][雑感] 切腹なき赤穂浪士は評価に値しない
私の持論なのだが、大石内蔵助ら赤穂浪士は、切腹という処罰があったからヒーローとなったのであって、彼らが(あの将軍徳川綱吉ですらも)称賛されるがままに、どっかに召し抱えになっていたら、数十年後には白けられた存在になっていただろう。斬首ではなく、武士として認められた処罰だったということで評価は十分になされているとおもう。
なんというか、不条理、不合理に対して罰せられることを誇りに思わないのかなとかなんとか。それこそ独立の完遂ではないのかなとか。御恩と奉公って現代社会では成り立たないロジックなのかもしれない。
■ [ETilog9][雑感] 成田空港へのアクセス
横浜から成田空港は、やはり遠い。行きはNEXこと成田エクスプレス、帰りはリムジンバスを使ってみた。
NEXは土曜昼ということもあってか、2本先まで満席。そんなわけで「立って」成田へ。それでも、鉄道は勝手知ったる感じで、遅れの心配が比較的薄いのが良い。ただ、空港は地下なので4階まで上がるのが多少うざったい。旅行用のスーツケースを置くスペースはあるが、東京から乗るとなると埋まっている可能性が高い。外国人の方が乗せていた大きなスーツケースが途中で棚から落ちてきていた。
リムジンバスは、結構な頻度で出ていることが良い。あと、1階から発車なので乗り換え係数が低くてよい。土曜の夜で渋滞が心配だったが、混んでいる道路をすいすい走るのには感心した。だが、YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル) 到着寸前で10分近く降車場まで渋滞だった。その渋滞がなければ25分後に出るNEXよりも低料金で先着だったのになあ。……これは何考えているんだ横浜市ってことで、市に責任のかもしれない。ついでに、乗換えがよろしくない。これが致命的。
なんか、絶対的なアクセス手段はないんだなって気がした。
2006/09/26(Tue.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][野球ネタ] 高校生ドラフト
楽天の、インフォシークを使った壮大な予言記事の一件を微笑ましく苦笑しつつ。。。
延江は1989年2月3日生まれ。平成生まれで勝利を挙げた投手はまだいないが
[SANSPO.COM > サンケイスポーツ公式サイトより引用]
そうか、ついに平成元年生まれが野球選手になるわけだ。
そういった観点から、今年の高校生ドラフトを見てみたかったなあ。
2006/09/27(Wed.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][時事ネタ] 安倍内閣の成立
思いっきり政治ネタですが、感想というか感慨でも。
山口県から8人目の総理だそうですが、個人的に気になっていたのはこちら↓
アメリカ出張のとき、盛岡駅ビルのさわや書店で炎立つを全巻買ったとき、新幹線で読むかと思って一緒に「美しい国へ」を買った*1。特に深い意図はなかったのだが、安倍の物語である「炎立つ」と安倍晋三の著書を一緒に買うとは何という奇遇だろう、とあとで上の記事を読みながら思った。こちらのサイトのコメント欄の中で、安倍首相が安倍頼良の子孫だということへの疑問点についても触れられているが、ここのウェブログの前の記事にあるコメントにあるとおり、「<q>しかし、岩手県民にとって重要なのは安倍の血脈ではなく、安倍を名乗ることそのものにあります。</q> 」ということが重いのだと思う*2。
前九年の役から1000年弱、まさか蝦夷、俘囚と蔑まれていた安倍一族から天下を取ること*3があるとはという感慨を、「東北人として」深く感じる。
そして、対する野党はといえば岩手の総理候補と言われる小沢一郎だったりする。そう、これからの日本政界は奥六郡であったところの岩手を中心に回っていくのであーる!!というトンデモエントリ。
2006/09/28(Thu.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][蹴球ネタ] PK戦
PKは確かに個人技だと思う。
PK戦に代わる方法としては、延長戦で少しずつ互いの選手の数を減らしながら、ゴールデンゴール方式で決着を付けるアイデアを披露。また決勝戦に限り、再試合の可能性も示唆した。
[Yahoo!ニュース - 時事通信 - 将来的にPK戦廃止の意向=FIFA会長より引用]
でも、PK戦ってのはあくまで「ひきわけ」で、ジャンケンの代わりに、次に進めるチームをサッカーの優劣で競うということだからなあ。日程的にきついトーナメントで無期限延長ってのはきついよなあ……って、「ショックが大きすぎる」って不評で撤廃された我らが日本発のゴールデンゴール復活ですか? 決勝戦に限り再試合ってのは良いかもしれない。今年の甲子園みたいな盛り上がりが期待できる。
2006/09/29(Fri.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][最近] そりゃ太るわ
私はやせている、ひょろりと細長い、足が長くてスタイルが良いとか思われている(一部で?)そうだが……最近、私の腹回りを見た友人、後輩たちは愕然としている。衝撃の事実であり、公然の秘密である。
で、MSNビューティスタイルの「ストレス太り危険性度チェック」をやって見るとこんな結果に
あなたのストレス太り
危険度は・・・95%
「火のついた導火線」レベルです
今のあなたは、超売れっ子アイドル並みにストレスを溜めているようです。自覚はない人でも、キャパが非常に少なくなっているため、ブチッとキレるのも時間の問題と言えそうです。食べること・飲むことだけが楽しみとなり、暴飲暴食に走る可能性はてんこ盛り。
超売れっ子アイドルだなんてそんな照れる……もとい、腹十分目まで食べないと満足できないもんなあ。あとは間食。それで自動車通い……太るに決まってる。でも、痩せの要素はないもんね。
2006/09/30(Sat.) [長年日記] この日を編集
■ [ETilog9][Review][TV] 「きょうの出来事」終わる
「NNNきょうの出来事」が終わりやがった。日本一の長寿番組で、古くは朝日放送(現在ANN)、中部日本放送(現在JNN)でも放送されていたという、とんでもない歴史のある番組である。私はこのニュース番組が好きだった。どのくらい好きかと言えば、同番組のオープニング曲を着メロにしているくらい好きだった。
小学校中学年の頃、夜11時といえば(まだまだ)まさに大人の時間、起きていてはいけない時間だった。ニュースステーションは見ても問題ない時間だったのだが、夜11時といえば一度寝付いておしっこに立つときにブラウン管に映し出されるまぶしい大人の世界だったわけだ。
最初にちらちら見始めたのは、「FNN NEWSCOM」だったと思う。あの常に音が鳴り続ける短い時間のニュースはよく母が見ていた気がする。同じくらいに見ていたのが「筑紫哲也NEWS23」だったと思う。あの井上陽水のオープニングこそ、夜も遅い時間のニュースという感じではないか。あのまったりした感じも、夜の静かな時間にあっている。このどちらかを、先に見ていたかは覚えていない。夜10時台の番組次第だったのではないかと踏んでいる。
そして、ある時期から「NNNきょうの出来事」に落ち着き始めたのである。その端緒は、薬害エイズ事件だったのではないかとおもう。まだ、世間の注目を集める以前から同番組はその問題を取り上げていた。そこで流れていたのは、私にとっては小さい頃馴染んだ下北沢の街や駅と、そこに現れる安部英、そして、それを追いかける櫻井良子キャスターであった。ストーカー気味に追及する*1櫻井キャスター、それにキレてカメラに暴力をふるう安部英。私は櫻井キャスターの迫力を感じていた。ただ、そういったVTR以外の時の櫻井キャスターはもの柔らかだったと記憶している。結局、夜見るニュースは「きょうの出来事」に落ち着いたのだった。
櫻井キャスターが辞めたとき、「櫻井よしこのいないきょうの出来事はきょうの出来事じゃない」と思って一度見るのを止めた記憶がある。ただ、どうも間延びした感じを他局のニュースには感じるようになり、結局「きょうの出来事」に戻ってきた。そのうち、「きょうの出来事」→「ニュースJAPAN」→「プロ野球ニュース」とハシゴするのが常道となった。
わざわざ邪魔になるのに画面上にテロップを流したり、コメンテーター的なゲストを毎日呼んだりと、「改悪」も何度も行われてそのたびにぶち切れていたが、この番組から移るってことはあまりなかった。23:24スタートになったとき、その時間まで「NEWS23」を見たりといったことはあったが、やはりこの番組のコンパクトさ、ストレートニュース主体の構成、意見表明をあまりしない謙虚さ(裏番組のNEWS23と決定的に違う点である)、特集の打率の良さと相まって、ずっと見ていたわけだが……終了とは残念である。
「きょうの出来事」は52年も続いた番組だったが、内容は時代時代に応じてずいぶんと変わっていっていたと思う。当時はまだ幾分かちゃらちゃらしていた(?)櫻井良子を起用したり、「きょうの出来事 Sports&News」「きょうの出来事&Sports MAX」とスポーツ内包にしたり*2と、中身は時代時代に応じて変わっていたはずだ。だったら、今回の「NEWS ZERO」でも同じ内容で「きょうの出来事」のままやってくれても良かったのにと腐したくもなる。……伝統ある「きょうの出来事」に櫻井翔から小林真央まで出すわけにはいかなかったと言うことなのだろうか?
ついでだが、これで日本のテレビ局のニュース番組から和文タイトルの番組がなくなったのではなかろうか? NHKの朝だって、「おはよう日本」の前に「NHKニュース」がついているし、ABCの夕方も「NEWS ゆう」で、たいていは「ニュース」が入っている。「きょうの出来事」って日本語でドンピシャのタイトルもなかったのに(放送開始時間が日付変更をまたぎ、「きのうの出来事」ではないかという批判は多かったようだが)
正直、民放でショーではなく、まさにストレートニュースといえる報道番組はこれで完全に姿を消すのではないだろうか。「きょうの出来事」だってキャスターニュースではなく、VTRを使ってストレートニュースを実現していたくらいなのだから。。。そう考えると、やはり残念だ。……絶対後番組のNEWS ZEROなんて見てやんない!とかって口だけで、オープニングがかっこよかったりしたらあっという間に自分の中で定着しちゃうんだろうけどなw*3
何かあればwebmaster@etilog.netまで