2004/09/17(Fri.) ボーイソプラノ この日を編集
■ [時事ネタ] 仙台!◇その2
前日はやや悲観的な書き方をした。やるからには成功してほしいから。
だけど、新会社「ライブドア・ベースボール」が仙台にやってくれば、悪いのか良いのかはっきりしない仙台経済(ほぼニアリーイコールで東北経済)のカンフル剤となるのかもしれない。会社自体だけでなく、球団そのものが東北に光を…という書き方だと宗教くさいな。
一晩たって、なんか俄然応援したくなってきた。理由は2つだ。この記事では1つだけ言及する。
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/09/20040917t14018.htm
私が思っている以上に、宮城の野球飢餓は大きかったようだ。所詮、巨人の札幌遠征、福岡遠征しか見えていなかったということか。こっちに来てから、東京より巨人ファンが多いことにびっくりした。とくに女の子で、だ。それはやはり巨人戦しか放映されない現実があるがためだ。…俺は助かっていたのだがw。だから、中京圏や広島などでは巨人戦差し替えで中日や広島の試合が放送されているのを知ったときは衝撃的だったものだ(阪神はサンテレビ中心なので…)。
2005/09/17(Sat.) 最近の私の興味は、「どうやったらのんびりした人生を送ることが出来るのか」です。 この日を編集
■ [Diary] JR盛岡支社よ
ふとJR時刻表を見ていたらこんな列車が。
秋・秘境駅号
この列車は凄い。盛岡から山田線を走る列車なのだが、盛岡の次の停車駅はなんとあの大志田駅。その後の停車駅も、浅岸・区界・茂市・押角。ちなみに、終点は岩泉。岩泉・龍泉洞号とちがって岩泉は18分で折り返しである(笑) なんせ、龍泉洞のような観光地よりも、押角駅のほうに価値を見出すような人たちの列車ですから(わら
すごいっ!すごい!すごすぎる!っとアスカばりに絶叫したくなる。
なんでも春にも運転されていたようで、秋はバージョンアップして駅の停車時間を5分から22分にしたらしい。。。
「秘境駅」というのは、「秘境駅へ行こう!」というウェブサイトで、作者の牛山さんが広めたとんでもないところにある駅のことをさす。人家なし、道なし、断崖絶壁で列車以外では行けないが、列車以外でいく手段もなければないほど凄い駅になる。この大志田駅にせよ浅岸駅にせよ、たしかに「秘境」にあるが車でいけてしまうので、秘境駅度ランキングでは10位以降なのだ。ちなみに最強は室蘭本線の小幌駅。冬に国道から転げ落ちていった人のレポがWebにはあるが、併走する国道から基本的にはいけないためキングオブ秘境駅である。ちなみに、岩泉線の押角駅が5位とされている。
しかし、そういう過疎駅を抱えると経営上良くないんだけど、JR盛岡支社は見事それを逆手に取ったね。Webサイトで宣伝くらいはしてもいい気がするけど、臨時列車まで走らせるなんて。気合入りすぎですから。
いやぁー、乗りたい。そういう気持ちも山々なんだけど(次項へ続く)
■ [Diary] 鉄オタ
今回の北海道行では、地元の人以外は一般観光客が乗らないような路線にも載ってきた。まあ「乗りつぶし」なんてものですら一般人理解不可能かもしれない。だけど、47都道府県制覇なり、岩手全市町村制覇なりと同様、乗ったことのある路線が多ければ多いほど、それはステイタスなのである。
で、そういう「盲腸線」に乗ると、多いのが鉄オタ。電車男系のアニオタよりも油分はないだろうが、服装はそれ相当なのと、基本野球帽である。まあ、あとは写真を良く撮る。そのためなら猛烈なダッシュは当然である。駅で猛ダッシュしているのは、地方駅においては大半が「撮鉄」と呼ばれる人たちである。
ったく、ほんときもいよね〜とか言ってもうひとつ特徴を挙げておくと、近親憎悪か、同じ鉄オタをオタとして気持ち悪がることである。自分も同じなのに!それに気づいていない!
!
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……
僕は野球帽はかぶらないということだけを書き記しておきます(でもデジカメとりまくり、ダッシュも1回だけだけどしたw*1)。
まあ、一般利用客に迷惑かけるようなことだけはしないようにしたいと思います。
「秋・秘境駅号」もそういう人たちだらけかな? だけど、「鉄道ファン」としてのコミュニティ、つながりがあるオールドレールファンの人たちも他方ではいるから他は顔見知りばかりという場合も。
ついでに関係ないが、あのベストセラー「負け犬の遠吠え」には、地方ローカル線に乗りまくる「負け犬*2」というのがいると書かれている。筆者の酒井氏自身もやられているらしい。
そういえば、4月の秋田行でも独行の女性が十二湖から弘前まで一緒だったし、今回も盲腸線以外では結構いたっけね。
ひとつ言えるのは、女性でカメラもって駅を駆け回っている人はいないし、単独の鉄道旅行をしている女性はあくまで一般的な格好をしているということだ(ふたつ言っちゃった)。
■ [Diary] 検札
北海道では特急に乗っていたので「切符拝見」が結構あった。
だけど良く考えると、高校生のときトーキョーの近郊私鉄・小田急線でもたまにやっていた気がする。それも、座席は全部埋まっているような混雑度のときに。
自分は定期のあるところだったので問題なしだったが、一人駅員に連れて行かれていた人を見たこともあったなあ。今でもやってるんだろうか。
■ [Diary] 北海道フリーパス
23750円で津軽海峡線中小国以北のJR線が特急指定席まで7日間乗り放題という切符(2人用、グリーン車用もあるが高くなる)。これを使って1週間墓参とそのついでに旅行したわけですが、なかなかにこの商品ややこしくてJRの人も把握しきれていないようで。
盛岡駅で買ったのだが、ここでも思い通りに「中小国までの片道乗車券」「はやて指定席特急券」「白鳥指定席特急券(乗り継ぎ割り引き適用)」「スーパー北斗指定席特急券」を買うのに苦労した。特急に乗車する場合は、乗車券はとにかく中小国まで買えばよく、それ以北はこのフリーパスが適用される(青函トンネルを越える夜行は除く)。だけど、函館までの特急はあくまで「最初に停車するJR北海道管轄の駅から料金不要」のため、ややこしい。私が乗った白鳥は木古内通過だったので、八戸−函館間の料金がかかった。これを盛岡駅の人はいちいち調べてました。…まあ、JR東ではあくまで「北海道まで乗車する切符を買ったときのみに」買える商品なのでこれは仕方ない。
帰り、旭川で同様に盛岡に帰る切符を買おうとしたが、旭川のみどりの窓口の人は、白鳥の指定席特急券を料金とっていなかった。車内で突っ込まれるのみいやなので「木古内八戸間の料金は必要では?」とこちらから料金取られる旨を具申した。後ろのベテラン駅員が、まだ若い駅員の問いかけに「そう、必要」と答えると同時に、「良かったな」と声をかけていた。俺の前で。
まあ、旭川で買うのになぜか「長万部から函館」「函館から八戸」という訳分からない買い方をする俺も俺なんだが。
帯広では「きょうの夜、札幌を出る夜行の切符」を買ったら、翌日の切符を渡してくれた。へんに気を利かせてくれたのかもしれないが…
こうして、JR北海道のひとは訳分からない旅人の変な切符購入に対応しなければならないのであった。
2006/09/17(Sun.) この日を編集
■ [ETilog9][Web] ありがとうLモード
iモードと比べて、画面も大きくてボタンも大きい。一定の役割はあったみたいなんだけどな。
NTTグループが全国規模で手掛けるサービスから撤退するのは珍しい。
[NTT東西、固定電話版iモード撤退へ??ビジネス-最新ニュース:IT-PLUSより引用]
キャプテンは…とかいらざる突っ込みを入れてしまう。
■ [ETilog9][Place] アメリカ・グランドキャニオン国立公園
そんなわけで、アメリカ出張ということにあいなった。観光目的ではなく、初海外である。
なんだけども、まあもののついでということで、上役と結託してグランドキャニオンへ行ってきた。
宿泊していたTusayanの街から北上すると、ゲートがある。料金を払わないと中に入れない仕組みだが、1週間はフリーパスになる。ゲートのおばちゃんが、「どこから来たの?」と聞くので、「日本」と答えたところ、英語のパンフレットだけでなく、日本語のパンフレットも渡してくれた。
まずは、マザー・ポイントへ。
もぅ、グランドキャニオンである。
人の手では為し得ないような自然の迫力なのだが、思っていたより感動がそれほどでもなかったのは、上司と二人っきりだからか、このあとの仕事のことで頭いっぱいいっぱいだったせいか。
グランドキャニオンの岩と同じくらい、このアリゾナの青い空に感じ入っていた。
マザー・ポイントには、ガラス張りで崖っぷちに立つ見学拠点もあり、これが楽しい。一緒に行った上役は、全方位カメラが置けたらどんなに素晴らしいだろうと言っていた。
ビジターセンターで軽い食事。ここで食べたサンドウィッチは、あまり美味しくなかった。グランドキャニオン絵柄のグッズが数多く売られていたが、パス。駐車場には日本車が多かったが、日本人観光客は見かけることはなかったと思う。たしかに、レンタカーかちっさい観光用小型飛行機でしか来られない(あとは鉄路もあるか)というのは、少しアクセスが悪いだろう。
デザート・ビューに向けて移動。
途中、所々に車を停めて眺望を楽しめるポイントが多く点在する。景色が変わったなと思った場所で、その都度車を停めて写真を取りまくった。
グランドキャニオン内の道もアメリカンな一本道である。飛ばせる…上に、グランドキャニオン内では警察の車を見なかった気がする。だが、観光客はほどほどにしておいたほうがいいとおもう。
デザート・ビューへ。
日も高くなってきたこともあり、より眺望がくっきり見えるようになっていた。冬は空気が澄んでもっとはっきりと景色が見えると言う。
今なおグランドキャニオンは侵食が進んでいるという。次来たときには、また違うグランドキャニオンが見られるというわけだ。もっとも、次の機会はない気がするが。
アリゾナは、気温は30度近いのだが、カラッとしていて汗を全くかかない。長ズボンを履いているのは我々日本人2人くらいなもので、あとの欧米人の人たちはハーフ・パンツだった。日本人観光客はいなかったが、中国人観光客は多かった気がする。
デザート・ビューには、Watch Towerというグランドキャニオンのサウス・リム屈指の高い建物(?)がある。
ここの中は壁画になっておりそれも楽しいし、上からの眺望もまた一味違う。
このデザート・ビューを拠点にトレッキングしたり、キャンプをしたりという人たちも多いようだ。
今回行ったサウスリムも他に奥までずっとあるし、それだけでなくアクセスが劇的に悪いノースリムもあるし、まだまだグランドキャニオンは見るべきところがありそうだ。
■ [ETilog9][Place] Monument Valley
グランドキャニオンを抜けて、モニュメントバレーへ向かった。
アメリカの道は、トンネルがない。山をなめるようにアップダウンする場所はあるが、日本の道路ほどのテクニカルな道は皆無である。
Kayentaの街あたりで曲がってしばらくすると、なんとなくモニュメントバレーっぽい奇岩だらけの道になる。このあたりから、アリゾナ州を越えてユタ州であるようだ。
ところどころで車を停めて写真を撮った(上の写真に映っているのは、今回Hertzで借りたHYUNDAIのソナタ。アメリカでのテストで耐久性で日本車を上回って話題になったそうですよ)。
野生動物も多くなる。道沿いにだけは草が生えており、羊の群れが跋扈していた。
明らかに砂漠地帯で、ああ、アメリカ西部なんだなと思わせる。ここは日本ではないのだなと、故郷と切り離された不思議な感覚を経験した。
ビジターセンターに到着。
うーん、奇岩ですねえ。やっぱり人の手が加わっているのか…と考え出したら最後、歴史ミステリーのドツボにハマることうけあいです。
観光客が置いて行っているのか、石が積まれていた。
ビジターセンターから更に下に降りることが出来て、面白い。しかし、悪路である。ビジターセンターが見える最後の車を置いておけるスペースには、露店も出ていた。そこのおばちゃんの子と思われる兄弟がけんかしていて、母親の鉄拳制裁を食らっていた。このあたり、日本もアメリカものどかでいいなあ。
グランドキャニオンを見ても、思っていた以上の感動は得られなかったのだが、このモニュメントバレーを見るとそうでもない気がしてきた。こっちはグランドキャニオンほどの造形美ではないけども、人の手が入っているのか、自然の手が入っているのか分からなくて、どっちでも凄い。グランドキャニオンは、明らかに自然が為した風景だと感じ取れる。この対比が双方を高めてくれるというところ。
■ [ETilog9][Place] グランドキャニオンの夕陽
帰りがけ、丁度グランドキャニオンに夕日が沈む頃合だったのでデザート・ビューに寄って見た。
夕焼けに染まった岩が美しい。
グランドキャニオンのサンセットも十分美しいのだけど、それはグランドキャニオンでなくても美しい類いのものだと思う。やはり、夕焼けや朝焼けに染まる岩を楽しむってことでは、少し日没時間より早めに来ていたほうが正解。
ちなみに、この時間を狙ってくる人は多く、昼間に行った時よりも人がいた。
■ [ETilog9][drink] アーっ!!
なんと、飛行機であのスターバックスのコーヒーが飲めるのだ。
[機内で「スタバ」コーヒーが飲み放題! | エキサイトニュースより引用]
アメリカで2回もユナイテッドに乗ったのに飲み損ねた。。。いや、そのことをすっかり失念していましたですよ。
1回めは時差ぼけで完全爆睡、2回めは目の前の人に釣られてPEPSI NEX…うう。。
2007/09/17(Mon.) 休みなんてあっという間サ この日を編集
■ [時事ネタ] 安倍首相辞任
参院選の時にやめていれば次もあったのにねって感想は私も同じく持つが、まあご事情もあったのでしょう。村山富市は実は体力あったのかなと思ったりもする*1。
安倍首相の事績としては、教育基本法の改正でも、防衛庁の省昇格でも、国家公務員法改正でもなく、以下のことが大きいと思っている。
「私の先輩が随分ご迷惑をおかけしたことをおわびします」。安倍晋三首相は14日、参院統一補選応援で福島県会津若松市を訪問。山口県選出の首相は街頭演説で、かつて長州藩などの新政府軍と戦って果てた白虎隊の悲劇ゆかりの地に最大限の気配りを見せた。
[「「先輩がご迷惑」白虎隊の地で首相まず“謝罪”」政治も‐政局ニュース:イザ!より引用]
明治政府の代表者である内閣総理大臣が、旧会津藩政策が間違っていたと公に認めたわけである。これは歴史的大転換ではあるまいか? たとえ選挙のためのリップサービスだとしても、その言葉は果てしなく重すぎる。もっとも、補償だなんだと請求が行くなんてことはないだろうが、幕末史や会津史を書くときは、「2007年に首相の謝罪があった」と書くのは当然だろう。安倍内閣で一番の大きな業績(?)は、この「会津への謝罪」ではないだろうか。結構真剣にそう思っている*2。
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