2023/02/26(Sun.) 奉公構 [長年日記] この日を編集
■ [Review][Movie] 「THE LEGEND & BUTTERFLY」
戦国メディア評論家として、戦国時代ものの映画は極力見に行くものとしている。 「どうする家康」で話題の古沢良太脚本、そして岐阜市であれだけの人を集めたキムタク信長の「元ネタ」とあれば見に行くしか無い。169分の上映時間にびびりながらも見てきた*1。以下、ネタバレ気味なので注意
- 気になったところメモ
- 婚姻は那古野城でなく末森城ではとも思ったけど史料当たらないとなあ
- 1549年でも火縄銃多用を確認(祝砲として利用)。古沢良太は鉄砲が好き
- 1556年に清須城改修をしているがかなり石垣が高い。変わりと行っては何だが稲葉山城は再建岐阜城のレプリカでないし麓の御殿もそれっぽい再現であり、安土城も違和感は感じられない
- 長良川の戦いで織田信長は清須から出ていない
- 桶狭間の戦いで信長は籠城を口走るが、同種の戦いである稲生の戦いの後なので説得力弱い
- 当時の南蛮船の客室体制は?
基本、帰蝶>信長の能力で、岐阜市にあれだけ人を集めた信長の作品としてはねじれてるとも言える(苦笑) 描き方としてはこういうのもあるのだな、というところ。信長ものは映画では食指気味で難しいということもあるが、その中では頑張ったか。でも、綾瀬はるか区切りでは「本能寺ホテル」のほうが映画を見た後の気分一新感は上だったのだよな。
*1 実際おしっこ我慢になった。映画というのはやっぱり若い人のものという気がする。高齢化で2時間トイレ我慢出来る人が少なくなると、斜陽になるというものではないか
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