2005/09/17(Sat.) 最近の私の興味は、「どうやったらのんびりした人生を送ることが出来るのか」です。 [長年日記]
■ [Diary] JR盛岡支社よ
ふとJR時刻表を見ていたらこんな列車が。
秋・秘境駅号
この列車は凄い。盛岡から山田線を走る列車なのだが、盛岡の次の停車駅はなんとあの大志田駅。その後の停車駅も、浅岸・区界・茂市・押角。ちなみに、終点は岩泉。岩泉・龍泉洞号とちがって岩泉は18分で折り返しである(笑) なんせ、龍泉洞のような観光地よりも、押角駅のほうに価値を見出すような人たちの列車ですから(わら
すごいっ!すごい!すごすぎる!っとアスカばりに絶叫したくなる。
なんでも春にも運転されていたようで、秋はバージョンアップして駅の停車時間を5分から22分にしたらしい。。。
「秘境駅」というのは、「秘境駅へ行こう!」というウェブサイトで、作者の牛山さんが広めたとんでもないところにある駅のことをさす。人家なし、道なし、断崖絶壁で列車以外では行けないが、列車以外でいく手段もなければないほど凄い駅になる。この大志田駅にせよ浅岸駅にせよ、たしかに「秘境」にあるが車でいけてしまうので、秘境駅度ランキングでは10位以降なのだ。ちなみに最強は室蘭本線の小幌駅。冬に国道から転げ落ちていった人のレポがWebにはあるが、併走する国道から基本的にはいけないためキングオブ秘境駅である。ちなみに、岩泉線の押角駅が5位とされている。
しかし、そういう過疎駅を抱えると経営上良くないんだけど、JR盛岡支社は見事それを逆手に取ったね。Webサイトで宣伝くらいはしてもいい気がするけど、臨時列車まで走らせるなんて。気合入りすぎですから。
いやぁー、乗りたい。そういう気持ちも山々なんだけど(次項へ続く)
■ [Diary] 鉄オタ
今回の北海道行では、地元の人以外は一般観光客が乗らないような路線にも載ってきた。まあ「乗りつぶし」なんてものですら一般人理解不可能かもしれない。だけど、47都道府県制覇なり、岩手全市町村制覇なりと同様、乗ったことのある路線が多ければ多いほど、それはステイタスなのである。
で、そういう「盲腸線」に乗ると、多いのが鉄オタ。電車男系のアニオタよりも油分はないだろうが、服装はそれ相当なのと、基本野球帽である。まあ、あとは写真を良く撮る。そのためなら猛烈なダッシュは当然である。駅で猛ダッシュしているのは、地方駅においては大半が「撮鉄」と呼ばれる人たちである。
ったく、ほんときもいよね〜とか言ってもうひとつ特徴を挙げておくと、近親憎悪か、同じ鉄オタをオタとして気持ち悪がることである。自分も同じなのに!それに気づいていない!
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……
僕は野球帽はかぶらないということだけを書き記しておきます(でもデジカメとりまくり、ダッシュも1回だけだけどしたw*1)。
まあ、一般利用客に迷惑かけるようなことだけはしないようにしたいと思います。
「秋・秘境駅号」もそういう人たちだらけかな? だけど、「鉄道ファン」としてのコミュニティ、つながりがあるオールドレールファンの人たちも他方ではいるから他は顔見知りばかりという場合も。
ついでに関係ないが、あのベストセラー「負け犬の遠吠え」には、地方ローカル線に乗りまくる「負け犬*2」というのがいると書かれている。筆者の酒井氏自身もやられているらしい。
そういえば、4月の秋田行でも独行の女性が十二湖から弘前まで一緒だったし、今回も盲腸線以外では結構いたっけね。
ひとつ言えるのは、女性でカメラもって駅を駆け回っている人はいないし、単独の鉄道旅行をしている女性はあくまで一般的な格好をしているということだ(ふたつ言っちゃった)。
■ [Diary] 検札
北海道では特急に乗っていたので「切符拝見」が結構あった。
だけど良く考えると、高校生のときトーキョーの近郊私鉄・小田急線でもたまにやっていた気がする。それも、座席は全部埋まっているような混雑度のときに。
自分は定期のあるところだったので問題なしだったが、一人駅員に連れて行かれていた人を見たこともあったなあ。今でもやってるんだろうか。
■ [Diary] 北海道フリーパス
23750円で津軽海峡線中小国以北のJR線が特急指定席まで7日間乗り放題という切符(2人用、グリーン車用もあるが高くなる)。これを使って1週間墓参とそのついでに旅行したわけですが、なかなかにこの商品ややこしくてJRの人も把握しきれていないようで。
盛岡駅で買ったのだが、ここでも思い通りに「中小国までの片道乗車券」「はやて指定席特急券」「白鳥指定席特急券(乗り継ぎ割り引き適用)」「スーパー北斗指定席特急券」を買うのに苦労した。特急に乗車する場合は、乗車券はとにかく中小国まで買えばよく、それ以北はこのフリーパスが適用される(青函トンネルを越える夜行は除く)。だけど、函館までの特急はあくまで「最初に停車するJR北海道管轄の駅から料金不要」のため、ややこしい。私が乗った白鳥は木古内通過だったので、八戸−函館間の料金がかかった。これを盛岡駅の人はいちいち調べてました。…まあ、JR東ではあくまで「北海道まで乗車する切符を買ったときのみに」買える商品なのでこれは仕方ない。
帰り、旭川で同様に盛岡に帰る切符を買おうとしたが、旭川のみどりの窓口の人は、白鳥の指定席特急券を料金とっていなかった。車内で突っ込まれるのみいやなので「木古内八戸間の料金は必要では?」とこちらから料金取られる旨を具申した。後ろのベテラン駅員が、まだ若い駅員の問いかけに「そう、必要」と答えると同時に、「良かったな」と声をかけていた。俺の前で。
まあ、旭川で買うのになぜか「長万部から函館」「函館から八戸」という訳分からない買い方をする俺も俺なんだが。
帯広では「きょうの夜、札幌を出る夜行の切符」を買ったら、翌日の切符を渡してくれた。へんに気を利かせてくれたのかもしれないが…
こうして、JR北海道のひとは訳分からない旅人の変な切符購入に対応しなければならないのであった。
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