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2006/08/01(Tue.) [長年日記]

[ETilog9][Review][TV] NHK…

NHKは1日、2008年放送の大河ドラマとして、「篤姫(あつひめ)」を制作すると発表した。

[Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 2008年のNHK大河ドラマは幕末舞台の「篤姫」より引用]

すごすぎる。「不人気」としてレッテル貼られた幕末モノにするだけでも大決断なのに、主人公は幕末のなかではそろそろとマイナー人物に入ってくる天璋院! すごい…すごすぎる……

あ、もしかして「大奥」のヒットを横目に「いける!」とかいう算段なのかな……巨人戦の視聴率といい勝負にはならないでほしいものだ。

[ETilog9][Place] 徳島市街と徳島城

四国4県のうち、徳島県だけ県庁所在地である徳島市に行ったことがなかったので行ってみることにした。

やはり、旧城下町を訪ねたら城跡へ行ってしまう。

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徳島城は、豊臣時代の天下普請。切り込みはぎではない石垣も多く見られ、「戦国の城」を実感できる近世城郭だ。建物の遺構はないが、こうした城址はほんとうに貴重。城を一回りしていたら、公園から阿波踊りの練習と思われる声が聞こえてきた。平和を感じる。

徳島市街をくるっとまわる。徳島は、駅前が即ち中心部のようだ。駅の前に商業施設が集中しているように見受けられる。商店街も何本かつらなり、駅で降りたときの都会度的な印象では松山と互角以上の勝負かもしれない。

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徳島に南国の街を感じることが出来て、大変に満足した。

[ETilog9][Train] サンライズ瀬戸

行きにのぞみに乗ったので、帰りは一度乗ってみたかった「サンライズエクスプレス」に。居住性の高いリッチなB寝台とかも興味があったが、ここはノビノビ座席を試してみなければなるまい。盛岡駅でノビノビ座席を購入しようとすると、「指定席ですがよろしいですか?」と聞き返された。私は察して「はい」と即答したが、「ノビノビ座席」って言葉はなかなかに勉強では追いつけないようである。盛岡-高松の乗車券で、行きは新幹線、帰りは夜行寝台をって話をしたら、往復乗車券でいいはずなのに逐一サンライズ瀬戸の経路を2人がかりで確認していた。みどりの窓口の駅員は英語もしゃべれないとだし、複雑な商品知識を数多く要求される*1

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そんなんで、高松から乗車する。

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ノビノビ座席は、カーペット敷きで、少し横幅の狭さはあるかとも思ったが、それでも往時のB寝台よりは広いのではなかろーか。身長180cmの私では足を伸ばして寝ることが出来ないかなとも思ったが、そんなことはなかった。

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なお、北海道の夜行特急のように女性専用区画などはなく、男女別ってのは全く考慮されていないようだった。若い一人旅の女性の隣が出張帰りの中年リーマンという状況はふつうにあるようだった。…車内で「やめてください」って聞くようなことも(当然のように)なかったが。

さて、高松駅を出発したのであるが、私はここで夕食をとることにした。ふつう、夜行列車ということであれば駅弁を物色するのであるが、どうも駅弁の販売は終わっていたようなので、ロッテリアで食事を購入した_| ̄|○

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うーん、特急にファストフード買って持ち込んで食べるのって過去に記憶にないなあ。まあ、岩手にないロッテリアの、ホットチリストレートバーガーからディップポテト&ナゲット、宇治抹茶シェーキまで堪能できたので良しとするか。

列車は瀬戸大橋を越えて、岡山駅へ。ここで後着のサンライズ出雲と併結を行う。ずいぶんとその作業に人が群がっていた。

山陰本線経由の出雲廃止の余波で停まる様になった上郡駅や、姫路駅、深夜の大阪駅など、多くの駅と、そこにいる人を見ながら本を読んで過ごす。「下道」は在来線に乗り降りする人の顔を見ながら揺られていくのがなんともたまらない。市井の人々もまた旅人にとっては景色である。

ノビノビ座席は、掛け毛布はあるが枕はない。こういうときにこそ空気枕なのかもしれないが、別に車内は寒くないので毛布を枕にして寝た。至極快適。夜行バスとは比較にならない。ムーンライトや北海道の夜行特急で経験した座席よりもはるかによく寝られた。横たわることはここまで快適だったのだろうか。

朝起きる。4、5時間連続して寝られたので気分も良い。すでに6時を過ぎているのでもう神奈川へ入っている頃だ。そう思って窓をみやるが、どうも様子がおかしい。見たことのない景色だし、列車がよく停まっている。「なにか事故でもあったのかな」と遅延を思ったが、事態は予想以上にひどかった。しばらくして飛び込んできた駅看板は「浜松」だったからである。浜松って(>_<)

用を足しに行くついでに車掌室の前を通ると、1名の婦人が状況を聞いておられる。私も「何かあったのですか?」と聞いてみたら「新居町駅で人身事故があって大幅に遅れています。ごめんなさい」とのことだった。事故じゃなーと、車掌氏に同情した。私はお人よしだろうか。

その後、車内アナウンスでその旨が放送され、現時点では東京駅まで運転する予定であること、すでに列車が走り出しているため速度は出せないので大幅な遅延が予想されること、静岡から新幹線による代替輸送を行う旨が告げられた。新幹線にまた乗ってもなーと、当然のように最後まで乗車することを決意した。

その「新幹線の代替輸送」も、乗車するように指定されたのはこだま号の自由席。さすがにひかりに乗ってもらうわけにはいかなかったのだろうが、後発のひかりに抜かれるタイプのものである。結果的には30分も東京駅到着に時間差は変わっていなかったのではなかろうか。

本を読んで過ごす*2。だが、缶コーヒーが切れているのが痛い。自販機には缶コーヒーがおいてなかったのだ。もう、停車時間が長い駅ってのもない。車内販売もない。仕方ないので、気分転換にラウンジに出てみると、そこの自販機にはエメラルドマウンテンが売っているではないか! エメマンの味を満喫しながら、神奈川の車窓を堪能した。

列車は2時間36分遅れてで東京駅へ。後続の「はやぶさ・さくら号」の前を先行して走るようにしていたっぽい。

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2時間以上の遅れなので、特急料金は払い戻しである。寝台券は払い戻されないが、なにせ指定席料金で乗れる「ノビノビ座席」、普通電車で帰ってくるのと同じ値段で期せずして帰ってこれてしまった。

JR東海の窓口に並んでいたが、「JR東日本の窓口で買ったものはそっちで払い戻してくれ」という。自分の都合で払い戻すわけではないのだが、それはどうにかならないのだろうか。困ったことに、なぜか東京駅のJR東日本のみどりの窓口はいつも込んでいる。仕方なく、並んで払い戻してもらう。カードで買った特急券だったが、現金で戻してくれた。

安くなるのは良かったのかもしれないが、私は東北地方の各地に寄り道してこようと考えていたのだ。大分時間のロスがあり、こればかりは少し痛手であった。

*1 その駅員が20代女性だったからと大目に見てしまう、あからさまな女性蔑視の自分が厭だッ!

*2 このとき読んでいたのは、以前のエントリでも書いた「続氷点」だった。おかげさまで緊迫の連続のシーンを毛布に寝っころがりながらだいぶ読むことが出来た


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