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2006/08/05(Sat.) [長年日記]

[ETilog9][Diary] 盛岡さんさ踊り!

盛岡さんさ踊りを見に行ってきた。

岩手は今年で6年目だが、さんさは2回しか見ていない。2002年は仕事の帰り際にちょろっと寄っただけ。2004年は接待ぎみで目上の人とばかり行ってきた。今回、はじめて気が知れた仲間たちと見てきた。

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さんさは、あまり全国的に知られていない。だが、音響なしで聴かせる太鼓と笛の音が他に類を見ない、素晴らしい祭りである。踊りも、軽やかに踊るミスさんさから、力強い踊りの自衛隊のひとたち、創作踊りや仮装で出場するグループもあれば、ちびっこたちの未だ完成されない踊りもかわゆげで、バリエーションがあり見ているだけでも飽きない。去年、東北5大祭り(他に、青森ねぶた・秋田竿灯・仙台七夕・山形花笠。いま挙げた4つだけなら「東北4大祭り」。花笠を抜くと「東北3大祭り」)を全部見てきた後輩たちが、「さんさ、結構レベル高いほうだと思いました」と言っていた位だが、彼らが撮ってきたビデオを見ても、「静」の竿灯・七夕に比べて動きが圧倒的で、有名な花笠よりも賑やか、ねぶたよりもしっとりしている。少なくとも、他の4つと比べて差別されるものではないと、よそ者としての私が断言する。

さんさ踊りは、今年から4日間になったこともあり、だいぶ4年前に比べてすいていた気もする。その時は日曜日だったってこともあるかもしれない。まだまださんさ踊りは認知される余白があると思う。最近、よさこい踊りの勢力拡大なんかもあって、先日宮城県内で「YOSAKOIねぶた」やるとかって見たもんだから、そのうちよさこいさんさとか出るんじゃねーのあなーとか心配していたら、すでにやってるのね(笑) いい祭りは、輸出されていくものなんだとは思う。ただ、全国どこでも阿波踊りやってたり、よさこい踊りをやるようになっちゃうのかなーとか思うと、少し気がかりであった。自分たちがオリジンだと胸を張って出せる祭りは、出身地にあったほうがいい。首都圏では既に埋もれてしまったのか、なかなかない、少なくとも「知らない」。

さんさは、伝統さんさから創作さんさまで、バリエーションを許可していることが気持ちよい。この勢いでさんさサンバとかビートさんさとかテクノさんさとか安来節さんさとかどんどんやってくれて構わないと思う。

……とかつらつら書いて、結局見るだけで6年間過ごしてしまったのが少し心残りである。

*1 肖像権とか大丈夫なようにはしたとは思いますが…ツッコミあればお願いします

[ETilog9][Train] 白石蔵王駅にはごみ箱もない

7月は、香川出張のあと、もう1回東京へ行く機会があった。今回は、白石城を見たくなって、その帰路に白石に寄って帰ることにした。

つばさ併結タイプのMAXやまびこで白石蔵王駅へ。今回は自由席を選んだので、MAXやまびこ2階窓側席で白石蔵王まではやて号よりもゴーカな車窓を楽しむことが出来た。MAXやまびこは、大宮-宇都宮間が一番混んでいた。郡山までは比較的空いているが、郡山から福島までの移動客が結構乗り込んできて、福島からはまた空くといったようだった。

白石蔵王駅で下車。町を向こうに臨みながら、するすると停まる。降りる人はいないわけではないが、どっと降りるわけでもないといった程度。

通過線2本に対面式のホーム2本の駅で、通過時の危険防止柵もなく気持ちよいホームである。

1階の改札へと降りてみるが、なかなかに風格のある駅である。NEC関連会社の美術品もあり、駅が造られたのもだいぶ前なので、リニューアルした某盛岡駅のようにオフィスビルのパネルでつくってみました的な安っぽいつくりがない。

改札を出てみて、はたと困った。ごみ箱がないのである。あの、JR東日本統一の3分類中が見えるごみ箱がないのである。まだ、この日は東北新幹線などのJR東日本管内の新幹線の車中ごみ箱の使用が解禁されていなかった。ついでに、その日、私は日頃のストレスがなせる業か、以前紹介した駅弁屋旨囲門で駅弁を2つ買って2つとも車内で喰っていた。ノートPCも持ち歩いており、城へ向かうのに荷物は減らしたい状況だった。駅のホームのどこかにもあってのだろうが、自分が降りた付近にはなく、階下にはあるだろうと思って下に降りてきたのだった。駅の中には土産物屋もキオスクもあり、缶専用、ペットボトル専用のごみ箱ならたくさんある。だが、駅の外にも駅構内改札外にも見当たらない。まさか、新幹線駅で「ごみは持ち帰りましょう」でもなかろう。

出てきた自動改札の方へ戻ると、私は件のごみ箱を発見した。自動改札へ向かうと、立派な柱の死角になって隠れてしまっているのだった。丁度清掃のおじさんが駅改札内に入っていこうとするところだったので、私はその人をじっと見つめていた……なぜ声をかけなかったのか、「これお願いします」と言うことが出来なかったのかは今となっては永遠のなぞである。私は、声が出なかったのだ。「あ、それ捨てておきますよ」と言ってもらいたかったのだ。きっと。だが、その清掃員はそそくさと駅の中へと立ち去ってしまった。

たいてい、こういう場合は駅係員に「捨てたいですが宜しいですか」と聞けば、中に捨てるだけに入れてくれるものである。だいたい、キオスクもたくさんあるのだから、「燃えるごみ捨てるところありますか」と一言聞けば良いだけのことである。だが、なぜかその日は聞く気もおきなかった。

改札の駅員は、乗客の問い合わせキューを捌くのでだいぶスケジューリングされているようだった。これでは、ひとつお願いするわけにもいかない。

結局私はどうしたか。ごみを捨てるためだけに入場券を買ったのである。またしても、って気もするが、入場券を買って、自動改札機に投入、目的のごみ箱にごみを捨て、さっさと退場、ぷりぷりして白石蔵王駅から出た。なんだこの駅、乗客への思いやりひとつもない、何もないところにある駅が。金の無駄だ、さっさと潰してしまえ、白石は最悪だ……そう好き勝手に思いながら。思えば、これがこの東京からの帰路のケチのつきはじめだったのだが、そんなことは知る由もない。


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白石蔵王駅は、駅の前にはコンビニのような商店もない。駅から2分も歩けば、コンビニとホカ弁(かまどや)があるので、飢餓になることはない。岐阜羽島テイストな駅と言える。だが、タクシーはちゃんといてるし、駅駐車場も充実している(ただ、少し多く停まっているようだった)。

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蔵王と言うと、山形ってイメージがあるのだが、宮城側にも観光資源としての蔵王があるのだという。だが、一般的に蔵王と言って思い浮かぶスキー場や温泉のある蔵王には山形からのアクセスが多いよいで、そのあたりはやはり紛らわしい。だが、人と違う蔵王のほうがいいやって向きには最良の選択なのかもしれない。

[ETilog9][Place] 白石城探訪

白石城といえば、片倉小十郎や奥羽越列藩同盟の白石会議あたりが浮かんでくるが、やはり城ファンとしては、「近年で最初に天守が木造で復元された」ことに尽きる気がする。規制が緩和されて出来たわけだが、この木造復元天守は、現存木造天守と違ってまた趣がある。新しい木の香りがなんともたまらないのである。功名が辻で盛り上がる山内一豊の掛川城には行ったことがあったが、この白石城は未踏だったのだ。

そんなわけで、白石蔵王駅から白石城へ。

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徒歩で進んで行ったのだが、ところどころにきちんと案内標識がある。これは有り難い。最近、やたらと迷うことが多くなり、落ち込んでいたものだが、今回は何とかなりそうだ。ただ、市役所付近だけ少し紛らわしく迷いかけてしまった。これは、案内標識が歩行者用と自動車用で違う方向を示していることに起因している。だが、両方を用意しようというところはレアだったりするだ。

白石城歴史探訪ミュージアムへ。ここで天守への入場券も買えるようだ。その日の分の3Dハイビジョン・シアターの上映はすでに終了していた。どうも、宮城県内は青葉城といい、この手の立体シアターが好きなようだ。時間は既に午後4時半を過ぎていた。夏とは言え、天守の中に入れるのだろうか。営業時間が書かれたプレートがなかったのだ。気になっていたが、券売機となりの事務室から人が出てくる気配はない。皆、私に構うことなく各々の仕事に没頭されている様子だった。私は、もう少し上がったところにある券売機で買おうと移動し始めた。その、上がったところにある券売機でも、何時まで~って表示はない。だが、券を売っている以上とりあえず買ったれと購入。

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白石城復元天守である。あとで知ったが、この天守は珍しく野面積みで石垣がつくられている。

写真を撮っていると、事務の人が先ほど入場券を買った自販機をいじっている。さて、そろそろ発券中止にしてるのかと、城へ急ぐ。

天守の中へ。時間は午後5時までで、まだ、大丈夫とのこと。さっそく見学を始める。石落しなどの城のつくりが説明されているのをのぞくと、なかに武具などの展示はなく、博物館化していない。城そのものを味わうことが出来る良い施設になっている。

天守最上階へ。ちょうど、係りの人が外への入り口を閉めかけていたところだった。その方に話を少し伺う。最近では初めて木造で復元された白石城を一度見たかった旨を話すと、けっこう喜んでいただけた。

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どこから来たかと聞かれ、「岩手」と答えると、入り口ですれ違った男性客の2,3人連れも岩手の紫波から来ていたのだという。紫波を知っているかとその客の方たちに聞かれ知ってることを大いに褒められたそうだ。紫波は合併しないで自立の道を選んだって話をすると、少し驚かれたいた。その場で、紫波は人口増減的にはとんとんですって話をしたのだが、自分でもその真偽は怪しくなっていた。だが、あながち間違いでもないようだった。ここ10年で行くべきところまでいって、いまは落ち着いているのだろう*1。南部藩が明治維新後少しの間この城を居城としたこともあったからか、岩手からやはり人が来るのだろうか。白石からは明治維新でだいぶ北海道へ移住した話も聞いた。となりの角田からは更に多くの人が北海道へ行ったという。戊辰戦争後の宮城・岩手両県の苦難を思うと、切なくなる。仙台藩からは多くの人が北海道へ渡り、盛岡藩からは多くの人が汚名に耐えて立身を果たした。私も同じく、北海道へ移住した者の血をひいている。そして、先人たちの苦労の末に栄えている岩手で過ごしている。苦難に耐えこの街を築きあげてきた白石の人たちに、シンパシーを感じずにはいられなかった。

標識がきちんとあって、白石蔵王駅から迷わずに来られたって話をすると、そう褒められたのは初めてだと言う。いつも、道が分からないと怒られてばかりいるのだそうだ。車だとそうなのかもしれない。3Dミュージアムを見ていないことを言うと、大変に惜しがってくれていた。白石城は秋の紅葉が美しいらしい。その時期にまた是非と誘われた。礼を言って天守最上階をあとにした。

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天守入り口の人に時間ギリギリに出ていくことのお詫びをいい、外へ出た。その方は、私が東京から来たことを知ると、きょうのオールスターゲーム大丈夫かと天気を心配しておられた。

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城を撮っていて時間を使っていたら、大手ニノ御門が閉めている最中に出くわした。通る?と聞かれたが、まだ撮りたりなかったので、「いいえ」と答えた。別の帰る道を教えてくれた。その道からは中に犬の散歩にさせに来ていた人が上がってきていたりした。門を閉めるのと、構内封鎖をするのでは別なようだった。


と、ここから帰ろうとしたのだが、スーパーマリオブラザーズの1・2的な「ループ」に引っかかって、白石駅まで行く道を少し迷ってしまう。白石市街が、いがいと広いのである。ぽつん、ぽつんと個人商店が入る商店街が3本程度交差している。大きいスーパーなどはないし、人が多いってわけでもないのだが、車は多い。

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白石駅へ。白石駅には城をあしらったポストもあった。白石市民にとって、片倉家の白石城は心の糧のようだった。

白石からは、東北本線も1時間3本あり、便利である。乗客も多い。電光掲示板には、「人身事故により東北・秋田新幹線が遅延しています」と出ていた。新幹線で人身事故? これが、帰路の不幸なできごとへの幕開けだったのだ。

*1 その方がなぜ紫波にこだわっていたのかは、もう忘れてしまった

[ETilog9][お知らせ] 明日は更新をお休みさせていただきます

明日8月6日日曜日は、事情により、この「TOKYO REVIEW SHOW」、ETilog2「Theメディア市」をはじめとする、私id:ettieが管理しているウェブログすべての更新を自粛させていただきます。ご了承ください。これは、明日8月6日が,予告なく更新されなかった日とは異なる、定められた更新自粛日となっていることに基づくものです。現在、更新が再開されていないウェブログに関しても、明日更新を再開することは御座いません。なお、ソーシャルブックマーク「ETiClip」に関してはこの限りではありません。

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