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2006/05/05(Fri.) こどもの非 [長年日記]

[Diary] 睡眠軸改善失敗

昨日徹夜して直そうと試みたのですが(1回それで成功している)。見事に帰ってきてから寝つけず、きょうもおきたのは午後三時という堕落ップリ。ここまで堕落するとなんかすがすがしいですがw やっぱ汽車の中でけっこうガッツリ寝たのがあかんかったなあ。

[Diary] 筋肉痛は来た!

えーと、左ふくらはぎの裏に軽やかな痛み、右足の外側が痛いです。歩くと。まあ、歩けないわけではないがどんなもんだか。 合計4時間半くらいずっと歩いていればそうなるのも当然か?

[ETilog9][Place] さくら@北上展勝地

北上展勝地は、角館・弘前と並びみちのくのさくら3代名所と呼ばれ、これまたJR東日本のキャンペーンで首都圏でも大大的に売り出してくれているのだが、私自身この名所を知ったのは岩手に来てからだ。北上出身の同じサークルの女の子にそこのさくらがえらくキレイだと教えてもらったのだ。「5きげんテレビ」などの桜中継で何回も見る機会はあったが、実際に見に行ったことはなかった。岩手最終年の今年見に行かないと、次に機会がいつあるか分からない。私は始発電車に飛び乗ってまず盛岡へ。いわてホリデー・パスから名前変更された「小さな旅ホリデー・パス いわてフリーエリア」2200円也を購入、北上へ向けて旅立った。

展勝地であれば新幹線口である東口へ出れば良かったのかもしれないが、「いつものくせ」で西口へ出てしまい、線路の向こうへ行くのに苦労することになる。駅前の地図を見て適当な目星をつけ、線路の向こうへ出る事は成功したが、そこから展勝地へどう出るか分からない。もしかしたら、のぼりが出ていてそれが目印だったのかもしれないが、とくにこれといった誘導はないようだった。仕方ないので、勘で川の方へ向かう。ふつうに住宅街を歩いていて、これもまた旅の楽しみと言えなくもないのだが。そうこうしているうちに、北上川らしきへ出ることが出来た。すると、同時に壮大な桜並木が視界に入ってきた。これが展勝地か。

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こどもの日も近いこともあり、こいのぼりも泳ぎ、さわやかな朝を再実感した。


さくらは満開に近かっただろう。既に一部葉も見えた。桜の見ごろは7分咲きというのが分かる気はしたが、遠くから見る分には満開が絶妙である。

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橋を渡ると、そこはもう展勝地…なのだが、道路の看板を見るともっと先を示している。今回はそれに従って歩くことにした。その標識は入り口(駐車場)を示していたもので、別に往復しても良かったのだろうが、道中では、北上市街と展勝地を一望出来ることが出来た。

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これが北上である。田園の向こうに桜、そしてビル群。岩手、東北での屈指の成長率を誇った北上市をよくあらわした風景ではなかろうか。


そうこうしているうちに入り口へ。展勝地の名は古いものではなく、1920(大正9)年に展勝会による桜の植樹、そして翌1921年の開園からだという。名前の由来は、「展望のきいた名将・景勝の地」ってことで察しの通りだ。


そして桜の通り抜けへ。朝ということもあり、人出がぶはぁっと湧いて出ていてうんざりということはない。これが角館や弘前ではそうは行かないだろう。さんさと違ってきちんと自他ともに認める「3大名所」なのに一番マイナーなこともあってのこともあろうが、桜だけを純粋に楽しめることが出来るのは、(3大名所の中では)ここだけだと思う。

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桜って繊細に感じられるものだが、ここの桜は意外とそうでもなく芯の強さを感じる。普段私が桜に感じるのは、焼き上げたパイ生地のさくっと零れ落ちるざらっとした甘さだが、ここの桜には和菓子のねっとりとした甘さを感じる。

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しっかりと束ねられた強さなのだろうか、桜の木として華奢ではない。古木になるとまた弱弱しさも感じるが、まだしっかりとしたピンクの色が保たれているように見えた。


北上市民に慈しまれて育ってきた桜の木々。その郷土への愛情の注ぎ方が、今の北上市の強みと言えるだろう。とにかくも、見ておいてよかったと思える桜であった。この北上市民の誇りは岩手県の財産である。


[ETilog9][時事ネタ] 電車で席を譲るのは

私は中学生の頃からシルバーシート廃止論者として弁舌を振るっているわけですが*1。とにかく、どの席でも座るべき人には席を譲るべきなのだが、高齢者の方に譲るのは難しい。最近は、必要としていてなおかつ譲ると喜んでいただけるケースってのが見極められるようになってきたが*2、ほぼ100%、譲ると喜んで座って頂けるのは妊婦の方だったりする。あとは、こどもを抱えたお母さんってのも可能性は高いが、乗るのがひと駅とかだったりするとその限りではない。それでも、高齢者の方よりは着席ニーズが高い*3

そんななかこんな記事が。やはり、「お年寄りに席を」と教えられることはあっても、妊婦さんに席を譲りましょう~とかって言われないもんなあ。「孝」という切り口が使えるお年寄りと違って、妊婦のお母さんが大変だって、子供には理解させずらい。それが尾を引いてしまっているのだろうか。そう思いながら記事を読み進めると…

担当者は「やはり、おなかが目立つと譲り始められる。男性は、自分が妊娠しない分、気付きにくいのでは」と分析。

[Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <妊婦>席を譲ってもらった相手は…女性67%、男性26%より引用]

ぐはっ(吐血) 「妊娠初期」っていうのもあるということを見落としていた。たしかに気づかないわぁ……

はやく、女の違いが分かる男になりたいです。

*1 実際振るったのはクラスのHRでのスピーチの時間だけだけど

*2 ポイントは歩き方だった! もちろん、杖を使っているってのも識別には有効だが、これは完全ではない。

*3 かたや、「まだそんな老人ではない」と怒り出すケースから、ピンピンして走り回っているのに白髪交じりというだけで席を譲るよう要求されるケースまでいろいろだ。

[ETilog9][Place] 大船渡市・大船渡線盛駅

(追記:2019/3/31)オリジナルサイズ写真へのリンクを付し初回公開時に公開していない写真も含めた完全版に更新しています(詳細


北上展勝地の桜を堪能したあとは,東北本線で一ノ関へ.

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今回は,そこから大船渡線の全線乗車を達成してやろうという目論見なのだ.あとは,大船渡市と陸前高田市に行ったことがないので視察を兼ねて,である.

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そんなわけで,単線ローカルの大船渡線に乗るわけだが,そこそこ混んでいる.やはり,猊鼻渓へ行くひとが多いようで.列車が走り出し,車窓に目をやると,山田(山)線や釜石線と異なり,あまり山の中を走っているという感じはしない.もちろん,林の中を走っているといった区間もあるが,だいたいの区間がそこそこに開けており,「さとの中を走っている」というのに近い.

と,ここで見所ある駅もいくつかあったのだが,なにぶんにも夜型生活打破を狙って一睡もせずに飛び出してきたものだから睡魔に負けてしまう.駅のたびに目を覚まして見るように心がけたが,どんなものか.各駅停車で日中だけ,車窓を見なければ全線乗車とは言わない!という徹底した乗りつぶしの鉄道ファンの方からはお叱りをうけそうである.

さて,列車は盛駅へ.下船渡のあたりから,入り江となった海が車窓に現われ感動的である.なにぶんにも鉄道の要衝・盛駅.きっとすごい駅舎に駅前……とか,そんなことを考えていたときもありました.

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普通に寂しい地方の駅でした.本当に有り難う御座いました.

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って,過度の期待(?)をしていたほうが悪いのですが.なにせ,釜石を差し置いて岩手県沿岸南部の天気表出場所になっているくらいだから釜石並みにでっかいところなのかとおもってしまってたのですよ.三陸鉄道の駅もちっこいので,この吹っ切れ方には返って好印象をもつにいたりました.

市街を歩いてみる.車が少ない.自分でもニッコニコで走れそうである.

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写真にもある,サンリアを除いては,商店街もまばらに広がる感じで,やや寂しい.まあ,住宅と商店が混じっているとも見て取れなくはないので,そのあたりで救われている部分もある.少し駅から離れた幹線道路沿いには,ケーズデンキからGEO,デンコードーまでいろいろそろっているので,街そのものの機能が低いというわけではなさそうだ.また,中心となるショッピングセンターのサンリアそのものは,スーパー部分は日中まだ日も高い頃ということもありそれほどでもなかったが,そのほかのテナント部分は遠野市のトピアよりも賑わっているように見えた(参照:遠野にはコンビニがない).

街を歩いている人は少ないのが気になったが,歩いているのは中学生なり高校生ってのを考えると,やはりここら辺の人は歩かずに車!ってことなのでしょう.

大船渡市は,終戦後にいくつかの町村が合併して出来た市だが,そのとき町だったのが大船渡町と盛町.市庁舎は盛にもってきたが,名前は大船渡になったということだろうか.大船渡駅前にもスーパーであるMAIYAがあったりしたので,都市の商業機能は分散傾向にあるのかもしれない.

大船渡は,上に書いたような事情もあって,のんびりとした雰囲気がある.仕事で病んですべてを破棄して逃げ出すなら田野畑だが,単純に移住して新しい生活を送りたいって具合なら大船渡のほうがいいかもしれない.

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[ETilog9][Place] 高田松原@岩手県陸前高田市

(追記:2019/3/31)オリジナルサイズ写真へのリンクを付し初回公開時に公開していない写真も含めた完全版に更新しています(詳細


陸前高田へ.陸前高田は,岩手の市の中ではもっとも知名度が低いだろう*1.私の記憶では,自由党憎しで自民党が共産党の候補者を応援した結果,共産党党員の市長が誕生したことが一番の印象なくらいである.正直,めぼしい城あともないし,かといって門前町でもなさそう…そんなわけで,なぜ市制が施行出来たのかもよく分からない.この辺は追って勉強してくとしたい.


「岩手県の市すべてに降り立つ」という目標もあり,正直あまり期待もしていなかったのであるが,なにぶん大船渡線のダイヤのおかげで滞在時間が90分ある.そこで,駅の名所案内にあった高田松原へ行ってみることとした.旅行パンフレットには載っているものなので,記憶には残っていたが,北山崎や浄土ヶ浜ほどあまり大々的に取り上げられてはいなかったと思う.

少し歩くと,大きい幹線道路に出る.これが,先ほどの大船渡以上に店が多く出ているようである.道の駅高田松原には「千昌夫のふるさと」と大きく看板が出ていた.

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この辺は,商業店舗だけでなく,キャンプやスポーツ合宿も出来る岩手県立高田松原野外活動センターもあり,その掛け声もあってだいぶにぎやかである.交通量も多い.


川を渡り,高田松原へ.

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カラスが多いのが気にしながら,松林を越えると,岩手では見ることがなかった砂浜が広がっている.渚,波打ち際というのも久々だったのだが,砂浜そのものに10年近く行ってなかったこともあり,それにまず感動してしまった.

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しかし,砂浜の間近までこうしたすばらしい松林が茂っているのも非常に珍しい.これはかなりの異風景である.松林の中は林らしく,緑に包まれているが,ちょっと足を向けただけで,太陽の光であふれるビーチに出ることができるわけだ.岩手らしい異端な景勝地にくらくらっときてしまった.


と,もっと渚を満喫しても良かったのだが,移動を開始した.陸前高田来訪の最初の目的は,実は「シャッター通り商店街を見てくる」ことだった.岩手日報に掲載された商店街が,あまりに寂しさを演出してたので,一度この目で見てみたいと思っていたのだ.

商店街へ着いた.

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教科書に載せたいくらいのシャッター通り商店街である.いや,ゴールデンウィーク期間中でお休みという商店も多いのかもしれないが,いや…そういう連休中って書き入れ時なんじゃあ……同じくわびしい水沢駅前と違い,生鮮食料品を扱う商店(で開いている店)の割合が少ないことも,寂しさに拍車をかけているのかもしれない.盛駅前と違い,(それこそ教科書で習う通りの)アーケードを完備していることが,寂しくなった今となっては裏目に出ていることもあろう.

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もっとも,商店街から少し離れたところにスーパーのMAIYAがあり,そこで買い物をする限りは困らないこと,あと,国道沿いには店も並んでおり,別にすぐ生活に困るってことはないようだ.

それで歩いてみて気づいたのは,そんなシャッターまみれの中でやっている商店には結構光るものがあり,入ってみたいと思わせる店がいくつかあった(もっとも,それでもなかに人がいないことも多く一人じゃ入れないんだけど).これは,水沢や花巻,北上との大きな違いであろう.

結局のところ,観光資源の高田松原も自家用車での流入を想定しているようで,かなりの受け入れ台数を見越した駐車場もあり,1日19本の駅に商店を並べることには無理があるようにも感じる.別に駅前に商店がなくても良いではないか! とはいえ,そのまま放置というのも切ないし,交通弱者の人たちにとっては困るだけの話である.なかなかに街づくりや都市再生というのは難しい*2

自分の観光としては,意外な繁栄と,予想外の名所,メディアで既報どおりの現状の視察が出来たという意味で有意義ではあった.結局,私に出来るのは高田松原の紹介くらいです.岩手のレコメンド・ラインナップに付け加えさせていただきます.


ちなみに.陸前高田駅は2面2線の駅ホームだが,ほっとゆだ駅と同じく,駅舎と反対側のホームへは線路を渡る形式.上り列車が発車する間際でも,客が横断していたりして,危ないのだが,そういうのに懐かしさがこみ上げてくる.降りてすぐに,この駅が気に入ってしまった.

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*1 今なら「奥州市?何それ?」ってことにもなるかもしれないが,少なくとも奥州市は前沢牛なり衣川の戦いなり江刺のえさし藤原の里なり小沢一郎@水沢なりでネタの宝庫である.高田松原では通じないし,千昌夫のふるさとと言っても「そうだったんだ」って流されてしまうだろう

*2 私がこうして街の見学(まさに「レビュー」)に徹するだけで,実際につくる側に回ろうとしないのは,結局はその土地に根がある人が根気良くやらない限りは街はどうにもならない気がしているところに帰結しているのかもしれない

[ETilog9][Place] 気仙沼市散策

(追記:2019/3/31)オリジナルサイズ写真へのリンクを付し初回公開時に公開していない写真も含めた完全版に更新しています(詳細


当初は寄ろうとは思っていなかったのだが,気仙沼に行く機会もそうそうないだろうと考え,方針転換して降り立ってみる.

気仙沼駅はもう宮城県.「ドラゴンレール」と呼ばれる大船渡線の面目躍如といったところか…と思ってたらそうでもなく,むしろ気仙沼市だけ突出して宮城にあるというのが自然である.とはいえ,岩手県の気仙郡はもともと陸前国だったわけで,なんとも言えないなあ.

気仙沼駅で,地図を見ると,市街は南気仙沼駅のほうからが近い.そんなわけで,快速南三陸号に飛び乗る.この1日2往復の快速に乗ると,そこそこの時間で仙台まで行けてしまう.3200円の往復切符も盛からあり,意外とこのあたりは利便性が高いかもしれない.

南気仙沼駅へ.降りたのは自分ひとりだけ.みどりの窓口もある駅としては寂しい.

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歩いて,海の市へ.中はゴールデンウィーク期間ということもあり,家族連れでにぎわっている.去年の北海道放浪を思い出す市場の賑わいである.中には海鮮丼やふかひれ寿司,ふかひれラーメンが食せる場所もあったのだが,家族連ればっかりのところで一人で食べる気にならず,あきらめてしまった.


外へ出て海の道へ.

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海の市が併設されている気仙沼市魚市場.魚市場らしいつくりが印象的.朝はすごい賑わいなのだろうなあ.

海の道として整備された,港沿いの道を歩くと,大変に気持ちが良い.漁船もかなりの数が停泊している.

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まるでイタリアの港町のように洗練された美しさを持つ港町である.久しく,この手の洒落た漁港のある港町へ来てなかったなあ.港町なんだけど平板じゃないのが独特である.まさしく,リアス式海岸は天然の良港って典型例だろうが,この美しさには宮古や釜石もかなわないかもしれない.

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街そのものも,街並みが延々と続いているあたり人口規模を窺える.もっとも,気仙沼市役所近くの市主導と思われる建築の「ワンテン」なんかは誰も人がいなかったことから,郊外にあるジャスコなどへの流出はきちんと起こってしまっているようだけども.観光客が多いこともあって,寂しさというのは感じない.

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そんなわけで,気仙沼駅まで歩いて行ったのだが,さすがにいい加減お腹がすいてきてしまった.なんせ(笑ってしまうことに),朝5時に食事を取ってから,食べたのはチョコレートだけw 駅前で食べようかと思ったが,駅前に一軒ある食堂はきちんと閉まってしまったあとだった.駅のキオスクや駅近くのスーパーの菓子パンに妥協できなかった結果,歩きすぎで足が痛いにもかかわらず,往復2km程度歩いてセブンイレブンまで出張ってしまった.旅先でコンビニかよとも一瞬思ったが,セブンイレブンは普段住んでいる生活圏内にないのでいいのである.

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そのまま,大船渡線で一ノ関へと戻った.次はサンマの季節に来たいなあ……って,「気仙沼に行く機会もそうそうないだろう」ってことじゃなかったのかよって話である.


[ETilog9][ETilog] はてなフォトライフ無料コース容量突破

そんなわけで,あっという間に3MBに到達.うーん,MSN Spacesで意外と持ちこたえていたのでもう少し行けるかなとか思ってたんだけどな.圧縮率を90%から70%に落としてみたんだけど,効果はあったのかどうか.

まあ,月60円のプランに変更しました.はてなフォトライフとの連携を考えてはてなに来たようなものなので……まあ,さすがに300MB超えることはないだろうと思うけど.


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