2004/12/10(Fri.) 青いいちにち。 [長年日記]
■ [Diary] 睡眠時間軸改善
7時には就寝,1時起床.で,6時には寝て,4時まで寝た.…「午前,午後?」と疑問に思われることが多いダメなわたくし.
昔中学生・高校生のころは1日4時間睡眠で頑張れていた気がするので,それと比べてしまうと「昔の俺は」とげんなりもしますが,当時そんなことが出来たのは「授業中に寝る」ということが出来たから.今は,起きている時間はずっとなにかしているので,それと比べると健全かも,いや健全だと断固決定したぞたった今.
■ [Diary] きょうは
大学に来る途中にけっこうひとにあった.
私は歩いている最中,あまりまわり見ていなくて,夜暗いと,ほんと誰とすれ違ったか(視力が悪いこともあり)判別不可能なのだが,皆さんよく気付けるなーすごいなー,自分もそれくらい人に接していれば今頃もっと大きな仕事できたのになーとかいろいろ考えた.
……この間,大学構内を歩いていて,ふと一瞥するとMさん(らしき)が.だが,歩いている最中で,「Mさんかな,かもなー」と判別する間もなく通り過ぎてしまった.すると,Mさんが私を呼びかけたので振り向くと,やっぱりMさんだった.だが「今,呼んだよね?」と聞くと,いや,呼んでないと言う.「また無視されてネタになるかと思った」と本人は言っていたが,ついに私は幻聴が聞こえるようになったのか,それとも,ひとの心の叫び(?)が聞こえるようになったのか.
■ [時事ネタ] 平泉市崩壊
一関市に疑念がある.
正直,私は平泉市には期待していた.だいたいが,「あの」平泉が庇を貸して母屋を献上する,と言っているのである.そこに,東磐井郡の各町村が自らのアイデンティティーを「平泉発」と称して全国に周知する.換骨奪胎をして,「これが平泉ですよ」と各町村の特産,誇りを周知させる.そして,その主導権を握るのが一関市であったはずだ.
だいたい,平泉が衣川との合併を模索していたころは,一関市こそが「平泉市実現を」と,平泉町にラブコールを送っていたのではなかったか.確かに「退席同調」は,実際の事実はどうかは知らないが平泉町の失策ではあっただろう.だが,そういう状況に平泉町を追い込んだのは,前述の経緯を忘れたかのように出てきた「両磐9町村合併で『一関市』を」という,一部一関市議会の方々ではないのか.東磐井郡各町村も,民生議員は「平泉」でも良い,名前ではない,今後の市づくりだとしていたのに,名称にこだわったのは「オヤジども」ではなかったか,
言っておこう.今回の合併議論では出てこなかったが,「平泉市」というのは,今後の道州制議論において,州都を持ってくる根拠ともなったハズである.日本の各地方で太平洋ベルトの三大都市圏を除く地方のうち,九州は島津,四国は長曾我部,中国は毛利,そして北海道はもとから北海道と,統一経験があるのに対し,東北地方だけは,そういった体験が希薄である.今後,「東北州」となった場合,南東北3県は,当然仙台を州都に推してくる筈だが,北東北は3県は,その根拠を認めつつも,地理的な問題から,議論上の技術論として盛岡を推すことも考えられる.その際,その綱引きの結末として「平泉州都論」で妥結するケースもあったはずである.平泉には統一東北の顔としての歴史的正当性があるが,一ノ関にはそれがない.一関側は今回,一関の名称も藩名として長く続いてきたものだとその歴史的根拠を挙げていて,それはそれで正しい面もあるのだが*1,所詮は岩手県内しか視野に入っていない議論,「四国中央市」のような,誇大とも思える気概は微塵も感じられない.バブル期でもないから,そんな現在の県庁所在地でもないところに州都を持ってきて新庁舎建設だ,交通インフラ整備だ有り得ないと言われるかもしれないが,大切なのは気概である.気概は市の哲学に通ずる.所詮,一関市はその程度の市で収まるということであろう.
知名度で市名は決めるものではないだろうが,やはり,岩手県内と岩手県外では,知名度認知にギャップを感じる.一関って何で知られているんだと思いますか? 「新幹線の駅」ということだけですよ.それなら沼宮内と同レベルではないですか.釜石や宮古は地理の教科書に出てくる.水沢は一関に比べると知名度に関しては謙虚だが,高野長英や後藤新平など,人物を語る上で出てこざるを得ない面がある.だが,新幹線駅名に頼らないという点では,一関の知名度は,衣川(戦い),前沢(牛),胆沢(城),湯田(ほっとゆだ)に劣る点を自覚した方がよろしかろう.江刺の方が,新幹線駅名に比べて,大河ドラマロケ地で名を上げ,郊外型ショッピングモールで元気がよいのである.賢治の花巻は言うに及ばず,x戸シリーズの二戸はやはりどこにあるかピントときやすい*2.北上も,新進気鋭の産業都市として名を上げている.それに引き換え,一関市は新幹線が来てから,一関学院と一関一高以外が何をしてきたのか,寡聞にして私は知らない.知名度という点では,平泉>岩手めんこいテレビ>一関であるという自覚が感じられない..
今後,新しい枠組みで出来る新・一関市がどういった市作りを行うのか,まずはお手並み拝見といった気分である.…平泉が世界遺産登録されたら,新幹線一ノ関駅に「ようこそ世界遺産平泉へ」って案内幕付けるんだろーなー,駅前看板も設置するんだろーなーと思うと,悲しさを感じてしまうが.
そんなことだ,胆江6市町村は,平泉抱え込みどうですか? 金ヶ崎のあたりが平泉っていうのも違和感感じますけど,上記メリットを全て享受できます.
一関市,東磐井郡各町村の言っていることも分かることは多い.だが,今回の経緯を見てきた限り一関市の味方をする気には,やはりならない.私は平泉町に同情する.町村の中では,単独でやっていくことも十分可能なところであろう.ラブコールがあったから合併協議町長のリーダーシップで参加して,挙句の果てにボロクソ言われる羽目になったのではないか.外野の歴史愛好者も,同じ考えになると思う.今後,規模の小さい町村が不利益を被ることもあろうが,平泉町には,なにか自分に出来る範囲で協力したいと考えている.
……市町村合併は,私が岩手に来てから一切封印している政治ネタではあろうが,地方政治の話は,大上段の政治ネタ(何かは言うまい)に比べて,議論が成立しやすく,どちらも説得しうる根拠があるので,当ETilogでもいくつか禁忌を超えて書いてしまっている.うすうすお感じの通り,私は市町村合併にどちらかといえば賛成である.私の出身座間市も,合併して座間の名前はなくなってもよいと思っているし,生誕の地も戸籍上と実際の地が違っているのでややこしいので,これも合併してくれて良いと思っている.なぜ,こういう立場になったのか,ということについてはちゃんと理由があり,体験的な実感に基づく思考をたどっている.これは,近日書くことにしようと思っている.そして,岩手に来てから賛成一辺倒の立場が変化したことについても書き添えたいと考えている.
■ [大学] 業務用HDVカメラ
研究室でまたビデオカメラが買ったようだ.あきれるほどの高性能.ジーンズの肌理まではっきり分かる.地デジであっぷあっぷの地方局は,末端の支局はこれでもいいんじゃない?という感じもする.
そんなとき,Prof.が私に強烈な一言を放った.「映る前に化粧しないとね.顔のにきびがすごいから」
久々にダイレクトに言われた(苦笑).結構,周りは気を遣って触れないでいてくれてたのにねー.
しっかし,ナンチャンとか,これから大変だろうなあ.僕としては,島左近的映りを目指してますw.
何かあればwebmaster@etilog.netまで