2005/01/12(Wed.) キキ [長年日記]
■ [Computer][Mac] MacWorld2005
いろいろホントに発表されたわけですが.
Mac mini:G4 Cubeを髣髴とさせる作りですねえ.正直ローマシンでOS9で動かしているデザイン事務所も多いと聞くけど,これがOSX移行の起爆剤になるかもってくらい,デザインが重視されていて正直びっくりした.499ドルMacって聞いて,もっとかつてのPowerMacintoshみたいなのっぺりしたマシン出してくるかなとか思ってたんだけど.メモリだけは不足で1GBにしようとすると割高になっちゃうけど,ビデオまわりが値段の割りに高性能.雑然とおくのにも向いてるかも.iMac G5の時ほど欲しいとは思わせないけど,金があるんだったら衝動買いしてたっぽい一品.
iPod shuffle:正直,日本ではあまり受けないかもなと思った.シャッフルされて何が来るかわからないんだったら,お気に入りの曲だけ入れておかないとあかんだろうなあ.あ,でもUSBメモリとして割り切る使い方があるか.
iWork:あれではオフィスに勝てまい.Keynoteはいいと思うけど,Pagesが未知数すぎ.あくまで,AppleWorksの後釜でしょ.ただ,Mac版のWordはWindows版より使いにくいから,打倒オフィスの芽を持っているのはEGWordだったりする気がしてならない.ファイル形式の問題で難しいだろうけど.
【結論】:まあ,Appleらしいとはおもった.Appleがシェア9割に行ってはいけない気もするんだよな.だけど,なんか独立勢力で参考になる部分は多い.見ていて楽しいから,良しとしましょう.
■ [ETilog] Theメディア市・Book
基本,本と言うのは読んですぐレビューを書くことは,私に限ってはまずない.読んだないよう忘れないかと思われるかもしれませんが,忘れます(笑).それでも残ったものが,自分の血肉になるわけであって,その血肉を抉り取って皿に並べるのが,私の流儀.
まあ,読み終わってもそういった,本のリズムが体に残ったものは,本棚から取って再度読むことになる.そのリズムの心地よさを発露したい時に,はじめてココかETilog2に書評として出ることになる.
でも,なんか書評が一番難しい気がする.文字列を文字列で表現するのが苦手なのかもしれない.書くことが目的になりかける時があって,そうなるとまったく筆が進まない.だいたい,読書感想文が僕は大嫌いだ.感想文書くために本読んでいるみたいな気がするから.これは,国語の先生としては致命的なのかもしれないが,本を読むのは国語のためではない.それを考えると,国語科的立場を離れると,読書感想文は教育現場から追放したほうがいいのではないかとまじめに考えてしまう.だって,自分は読書感想文のせいで本を読むことが嫌いになったから.そういう束縛から離れて初めて,本(物語)を読む習慣がついて,それから本によって物を考えられる人間になったから.
お気に入りの本は財産である.だけど,本には絶版がありうるので,そういった永遠の別れをしないためにも,活字は保存しておきたくなっちゃうんだ.
何かあればwebmaster@etilog.netまで