2004/08/30(Mon.) 真夏の夜のまぼろし [長年日記]
■ [Diary] まだ〜マチクラビレタ
下山後2日目にして筋肉痛がきません。もしかして僕ってば超人ですか。いいや、廃人です。ユンケルドーピングの成果がついに現れたか。いまオリンピックに出て金メダルとっても尿検査で剥奪間違いなしやな。
■ [Review][TV] 気になるテレビ、秋の改変
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/tv/kuni/news/20040828k0000m040086000c.html
「金八先生」先生史上、もっとも遅いスタートになるわけで(スペシャルでは10時代に放送していたこともあっただろうが)、しかし「中学生の生活時間帯の変化を考慮して」って…それよりもこの「金曜ドラマ」枠は「高校教師」など、問題作・意欲作が多い時間帯だったわけで…まさか、今回は金八先生と中学生の禁断の恋が描かれるのか!(わきゃねえか)
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200408/gt2004081702.html
火曜8時にやっていた、リメイク版「大奥」は、歴史メディア批評家(自称)の私から見ても、良い出来だったと思う。だいたい、人間の複雑な感情を描くので、脚本家等制作側の自由が利くし、自由にしても歴史的事実に違反することはまれである。さらに、「大奥」という女の舞台を描けばいいわけで、衣装代などのコストはかかるが、合戦シーンなどはないので、手間はかからないし、かけた金額分だけ見栄えが比例する(合戦シーンは、一定以上かけないと見栄えがしないので、NHK大河やテレ東の旧12時間時代劇以外はへぼいのである)。それでいて、話のサブストリームである男たちが時代の息吹を感じさせる一方で、女性たちがドラマ性を作り出すので、見ていて面白い。そう、フェミニズムに走らざるを得ないNHK大河ドラマと違って、メロドラマと言えなくもない「フジテレビ版大河ドラマ」の方が、現代のテレビ視聴層とぴったりマッチしていると言えなくもないのだ。視聴者にあわせつつも、一本筋が通っている。さすが、フジテレビである。
また、夜10時代の連続時代劇ものというのは珍しい。私の記憶では、日テレが三谷幸喜脚本でやっていた「竜馬におまかせ!」以来ではないか。あれはあれで面白かったと思うが、「みんなが見る」類の作品ではなかったと思う。
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040817-0014.html
韓国ドラマといえば、テレ朝が金曜11時に流して失敗したイメージが強いのだが…韓国における日本ドラマと同様、向こうでもこちらでも受け入れられるもの、どちらかでしか受け入れられないもののがあるようだ。
ただ、個人的に気になるのは「さきどり!Navi」の打ち切りだ。日テレはテロや自然災害などの突発ニュースに対応できるよう、朝4時半の「News朝いち430」から夕方の「ニュースプラス1」まで全部(11時50分からの「キューピー3分クッキング」*1を除く)生放送番組にしたのではなかったか。野球中継がある日に至っては下手すると夜9時54分までずっと生放送な日もあったというのに。これは、あのNHKも追随した恐るべき先見の明(というか、奇策)だったのになあ。
「さきどり!Navi」は、帰省したときに1回見たきりではあったが、朝遅く起きて丁度あの時間にニュースや天気をやってくれているのはありがたい感じもしたのだがな。
…と、3つほど紹介してみた。だが、どっちゃにせよゆっくり見ている暇はなさそうでして。
*1 「キューピー3分クッキング」は東京・日本テレビがつくっている物と、名古屋のCBC(中部日本放送)がつくっているものの2番組が存在する。基本的に、その地域で日テレ系とTBS-CBC系、先に開局したほうの局が同系列の番組を流している。岩手ではテレビ岩手よりIBCが先に開局しているので、IBCがCBCから番組を受けて、11時15分から(土曜は11時半から)放送しているわけだ。
■ [研究] 昨日のNスペ
普段はNHKスペシャルはあまり見ない(裏番組の方が面白いから)私ですが、昨日の「21世紀 日本の課題 避けられた死〜災害医療はどこまで進んだか〜」は、VHS標準モードで録って見た。いや、11時で眠くなったので途中なのだが。せっかくシステムを作っても入力されなければ意味はない、という話で期待以上の内容の模様。ただ、それはコンピュータの置き場所でなんとかなる、という興味深いエピソードも。
私の研究分野は、実装の重要さもあるが、定義や事例研究の部分も多いので、そこは勝手知ったる我が領地、絶対譲れ得ぬ強固な地盤をつくってやりたい。
何かあればwebmaster@etilog.netまで