2007/09/09(Sun.) MAYBE TOMORROW [長年日記]
■ [時事ネタ] ついに岩手日報でも
きょうは救急の日、だそうです。
救急車の有料化の話題が岩手日報でも。横浜市の9割ちかくに比べたらまだ低いほうか? 隆慶一郎の「救急車をタクシーと思うべし」(「時代小説の愉しみ」に収録)では、「救急車を呼ぶのがミットモナイ」から喘息の発作激しい息子に「朝まで我慢をし」といい、結局朝にその息子さんは死んでしまい葬式で嗚咽する母の話が出てくる。翻ってこの記事を読むと、このお母様のような奥ゆかしい方は、もはや絶滅寸前保護動物に近いレアな存在になったのかな、とはおもう。
とはいえ、私は立場を変えるつもりはない。吐血したのに救急病院に運ぶ救急車が全然来なかった父と、吐血して救急車で病院に運ばれてそのまま死んでいった母を持つ私が言う*1。「『救急車を安易に利用するのはやめて』というのは危険だ」、と。詳しくはかつて書いたのでそちらを参照してほしい。
ただ、それでは救急現場の疲弊がすごすぎて、抜き差しならない状況をどうにもできていないって話はある。ソリューションについては考えていなくはない。これについては、まとまったら書く。
*1 それ以来、わたしは救急車の音が嫌いになった。…まあ、救急隊員がPHSでなくてドコモPDCを使っていたのもトラウマなんだけど
何かあればwebmaster@etilog.netまで