2007/01/19(Fri.) 君を殺して、僕も死ぬ。 [長年日記]
■ [Essay] 「エティー、お前は一生結婚できない」
ある日、私はポスター印刷のためにHもと君と集会室で待ち合わせをしていた。研究室の実験のあとだったかなんだったか、少し予定より早く解放されたので早めに集会室に向かった。集会室で最後の微調整の作業をしながら待っていた。
まあ、集会室にいた経験のあるならお分かりだろうが、学生会イベント系の時期ということもあって、10月のような切羽詰った雰囲気は集会室にはなく、他愛もない雑談をしながら時を過ごしていた。
で、なんの会話の脈略だったかは知らないが、突然、Sさんが私に対して 稿言い放つのである。
「エティー、お前は一生結婚できない」
その場にいたNさんとEちゃんが即座に「そんなことないですよ」と否定してくれた。だが、私にはその後Sさんの口から続けて出たSさんの言葉の方がはるかに衝撃的だった。
「エティー、お前の目は野心でどこを向いているか分からない。そんなんで結婚できるわけがない*1*2」
私はそのことを公衆の面前で突かれたことのほうが衝撃的であった。まあ、結婚できないだの、モテるでしょって話はしょっちゅうでますしね(笑)
当時の私は、はっきり言って自信に満ち溢れていた。委員会もようやく初代がやりたい放題していた頃とは違う意味で自分たちがやりたいことが出来るくらいのポジションを整えつつあったし、非常勤の仕事でも、うまく出来るようになりつつあった。本業の学業の方でもまだ伸びしろあって学ぶところいっぱい、夢いっぱいって感じだった。野心で目がギラギラしているときだった。正直、一人で突っ走ってきていてもみんなついてきて来てくれる恵まれた状況だった。そんななかで一人を選ぶだなんてことがないのは当然なのであった。
私は実委でないこともあり、常勤常駐の身分ではないわけだが、そんな短時間の中でそんなことを本人に突いて言えるSさんに畏れを抱いた一瞬であった。
……最近、この私が結婚願望を口にする状況にいたり、自分はなんてリアリティに埋没するようになったのかとショックを受けている。人は一人では生きていけないってのは高校時代の宿敵たる師のアンチテーゼとして分かっていたつもりではあったが、なんか自分を安売りし過ぎているのではないかと、当時を思ってそう感じるのである。
■ [Essay] 友人が結婚して心境が変わったと言われている件に関して
残りの一生を共にするって誓える人がいることを、素直にうらやましいとは思っていますよ、そりゃ。ただ、その件はひとつのポイントであって、直接の発端ではないということはETilog1をご覧の皆さんにだけは書いておきます。
2006年になって、誰にも相談できないような秘密を多く抱えてしまったこともあり、そのことを話せる相手が欲しくなってきたわけです。就活のことにしろそうだけど、家族のこと、自分の経歴のこと*1、自分の生まれのこと……そんなの友人、親友に話せばいいじゃないって向きもあるかと思いますが、家族のことなんかは、将来家族になる可能性がある人でないとお話しすることは難しいのかなってのが私の考え。
それから……
2006年は、自分に少しばかり自信がなくなってきて、ぶっちゃけた話、少しくらいは励ましてくれる人が欲しくなっていた。2004年までは、たとえ彼女がいないときでも、そういう人はたくさんいた。だが、2005年、2006年とそういう人は少なくなっていっていた。
で、気がつくと周りには誰もいなくなっているという現実があったりすると。それで(少しばかり焦って)、ついに私が結婚したいと口走るような人間になったわけで、めでたしめでたしではないか。
*1 正直、これは誰に話しても分かってくれないかもしれない。ほとんど絶望している。
■ [Diary] oisaショップ進化論
気合が感じられなくなってきたので,マスターと両替&oisa買出し.
岩手銀行で金利手数料のディスプレイに見入っていたら,「紙の渡しましょうか」と言われた.というか,週末なのに銀行空いていた.
いつもの場所で買出し.なんというかね,takaの頃と仕入れ方が結構違うのだよね.トータルで利益出ればいいやっていうのがあるのと,厳密には採算ラインが…ってあまり深くはかけないけど.まあ,あくまで自分のため.それがみんなのためになってるって言う,oisaショップ2.0なのであった.
……って,それは昔もおなじじゃんって.
何かあればwebmaster@etilog.netまで