2019/05/01(Wed.) Integrity [長年日記]
■ [Diary] 新年っぽいけどそうじゃないところもある
令和初日だけど、お店は普通に開いているし、そこは祝日なのだよな。御朱印で並んだり、皇居に人が集まったりするけど、海外旅行に行くひとも多い。このくらいがいろいろバランス取れていて良いのだろうな。
■ [時事ネタ] 昭和天皇崩御時に戦争責任に言及する報道が存在したとする原武史への疑問
https://www.asahi.com/articles/ASM4Y7SZ6M4YULZU007.html
2019(令和元)年5月1日朝日新聞朝刊3面で、原武史が「天皇が戦争責任を清算せずに死去したことなど、批判的な意見がテレビでも平然と放送されていた昭和の終わり」と書いているが後段は本当かな?
『塀の上を走れ 田原総一朗自伝』に1988(昭和63)年の朝ナマで天皇の戦争責任を取り上げたときの前例の無さが言及されている。長崎市長の発言は1988(昭和63)年12月で、この時は揉めたように見て取れる。結局、1/7-8に昭和の振り返りで「侵略戦争のときの神聖不可侵な君主」みたいな伝え方はあったとしても、批判的な言説が当時のテレビに出来ていたというのは初耳かな。
昭和天皇退位論は昭和20年代、30年代、1990年代後半以降では左右どちらからも散見されたという感覚だが、昭和50年代前後は言える雰囲気が無かったのではとも思う。
原武史はラジオで解説されていたようで、賛否に分かれたtweetが興味深い。朝日の原稿、趣旨は否定するような中身では無いのだけど、ちょっと末節の事実関係が気になった。
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