2017/05/28(Sun.) ワンチャン [長年日記]
■ [雑感] 東京vs地方
twitterじゃなくこっちに投げておく。
「人のいないところに交通網を整備して一発逆転した地域はない」のは確かだと思うが、「死を緩やかにする効果がある」*1場合があり、一概に全部無駄とは全く思わないがな。それこそ正に、投資の結果OPEXが耐えられなくなることを避けるスキームを考えるのが大切なわけで。最近の秋田県の話を聞くと、岩手県や青森県が東北新幹線・東北自動車道がなかったらどうなっていたか考えると、「景気いい話を聞かない」状態になっていたと思われる。
本当に新幹線にストロー効果があるなら、むしろ人口吸引装置として東京の人こそ新幹線積極整備を主張すべきではという気もする。このままの人口増減だと、高齢化で東京の人口構造のほうが危機的状況なのだから。人口集中地域にこそ積極投資しろというのはもっともな意見だが、それで人口がより一層集中しちゃって更なる投資が必要になってどうするのって感じ。
理想は福岡・名古屋・札幌に加えて、ちゃんと大阪が人口東京流入のダムとなってくれることを願う。
人口低減地域にも投資している「ふう」を装ってそこそこの投資はするのが、クレバーな考え方だ。それがなんでクレバーなやり方なのか分からない人は、小学6年生の社会の教科書で勉強した方がよい。地方は最早失うものすらなくなってるけど、東京はその限りでは、無い。東京vs地方の構図を促進するのは最早デメリットしか無いのだが、なぜか東京の人間(東京出生者と地方から上京してUターンする気が無い者)は対立を強化して予算を分捕ろうという気概が顕著。すっごい気になっている。
ま、正直言われっぱなしの地方の人間も悪いと思う。データで反論可能。
*1 この場合、死までは至らず底を打つ余地もあるのでなおさら
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