2015/11/23(Mon.) One Night Carnival [長年日記]
■ [mono] Kindle Paperwhite(2015)
もう先々月くらいのことだが、Kindle Paperwhite(2015)を買った。さすがにもっさりしてきたKindle Paperwhite(2012)からのリプレイスだ。3Gのキャンペーン情報なしモデル。
当方は重度Kindleユーザ(E-ink採用モデル利用者として)であり、Voyageでも良いかと思っていたのだが、
- 純正のカバーが上下見開き式
- 表面の光沢に耐えられない
の2点で逡巡していた。前者はサードパーティ製で解決できそうだが、後者に踏ん切りがつかないうちに高解像度版のKindle Paperwhite(2015)が出たのでそちらの購入にした。慣れたので物理ボタンは別に要らないし。これならKindle Paperwhite(2012)で使っていたカバーが流用できる。
原則は解像度もあがり、操作性も2012よりだいぶ改善したので満足したのであるが……
唯一不満なのは、前モデルで読んでいた電子書籍を一括で気軽に移行する方法がない点だ。Kindle Paperwhite(2012)からデータを抽出してKindle Paperwhite(2015)にコピーしてもDRMの問題で読むことが出来ない。それで、アカウントサービスから1点ずつ新しく登録したKindle Paperwhite(2015)にコンテンツを送ることになる。だが、全部を一括して送ることは出来ないように見える(複数件をまとめて送ることは出来るが、数十回の手間が生じる)。iPhoneがiTunesを母艦に一括復元できるのに比べると、Androidと同じく利便性が著しく低い。
いや、製品自体は「仕様です」ということで諦めるにやぶさかではない。Appleがこの点極度に優れているだけとも言える。だが、本当に不満なのはKindle Paperwhiteの移行の煩雑さに言及しているブログが皆無な点だ。みんなKindle Paperwhite(2013)との比較記事ばっかブログに書いていて、コンテンツの移行について誰も書いていない、もしくはサーチエンジンにまったくかからない。本当にみんな電子書籍使ってるの?アフィ目的で書いてるだけなの?なんでみんな開封の儀ばかり写真挙げてるの全体主義なの?
怒りの矛先の転嫁かもしれないが、消費者側に非常に強い不満を感じた。この消費者にしてこの消費有りと言うことだ。
何かあればwebmaster@etilog.netまで