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2009/02/09(Mon.) なんだろう [長年日記]

[trip] 房総半島一周の旅

小さい頃、家族で太海へ海水浴へ出かけたことがある。行川アイランドにも行ったりして楽しかったのだが、その時鉄路で行ったと記憶しているものの、ハテ外房線経由だったか内房線経由だったか、忘れてしまった。しゃらくせえ、両方とももう1回全部乗ったれというのが出発点である。

今回のテーマは「里見めぐり」とした。里見オタの悶外氏へのリスペクトとして、久留里城・館山城を巡る。久留里城へは久留里線を使うので、タブレット閉塞の久留里線もここで堪能できる。もちろん、終着駅の上総亀山も訪れる。

今回使用したのは「房総フリーきっぷ」 東京から特急に乗ってくることも可能なのだが、ダイヤの狭間でうまくいかず。西大井から別途料金を払って普通列車のグリーン車で木更津へ。


木更津駅着。

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「証城寺の狸」の発車メロディが印象的な駅だ。

木更津は漁り弁当はじめ駅弁が充実している。是非とも頂きたいところだが、久留里線はロングシートなので諦める。


久留里線と久留里城

久留里線に乗車。

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かつての南総里見氏の本拠へ至る路線として古くから知ってはいたのだが、乗るのは初めてである。かれこれしているうちに、数少ないタブレット閉塞が見られる路線となってしまった。かといって山田線や花輪線のように、山里の中を走ると言うことはなく、住宅の広がる郊外がメインである。このあたりは車社会だと思うが、乗客は少なくない。

久留里駅着。

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小さな駅は、ほっと落ち着く。

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久留里城へ移動する。どこから入ればいいのか、少しだけ分かりづらいが、案内はきちんとある。

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麓からは山登りである。コンクリの坂を登るもよし、土の道を少し遠回りするもよしである。

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二の丸跡には資料館がある。ここは無料。数枚のパネルのみだが、要点を押さえた久留里城を巡る推移が分かる。

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天守閣。コンクリート再建のもの。最上階からはもののふどもの夢の跡が見えるが、山に平地が開けているところが所々散見する。

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房総半島はゴルフ場のメッカだ。

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久留里の町はのんびりとしていて気持ちがいい。シャッター通りの悲壮感ではなく、慎ましく生きてきた小さな商店街を擁している。水自慢の町で、井戸があちこちに涌いている。

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東京や千葉へ抜ける高速バスも走っている。市街を主要道路が貫いているため、交通量は多い。狭い歩道で立ち止まったら、後ろの車にクラクションを鳴らされた。自動車様は大変に偉いお立場にあるようだ。

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久留里の空は、高く感じた。


終着駅・上総亀山駅探訪と夜の久留里市街

久留里を出てようやく山がちなところへ入った久留里線で、上総亀山駅へ。

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終着駅へまた来た。駅前の商店にある自販機に、BOSSスーパーマイルドが売っていたので買って飲む。

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木更津へ戻る。この日は木更津泊。東京には気軽に戻れる場所だが、この時期の私はとにかく旅に出たかったので木更津泊とする。しかし、夜の木更津は寂しい。

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そごうがあった海側の寂れ方がひどい。

この日の宿はグランパークホテルエクセル木更津。駅徒歩4分とあったが、周りには商店もなく、ATMを探しにコンビニへ行こうとすると駅前に戻らねばならないほどだった。泊まっている客などいるのかと思っていたら、朝の朝食会場は随分と人がいる。ここの朝食バイキングは種類も多く、満足度は高かった。


館山城見学

房総特急で館山へ。木更津駅前のバスターミナルでは、海ほたるを越えていくバスが盛況のようだった。


館山着。

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バスもあるようだが、便がないので徒歩で館山城へ。賑やかさはないが、慎ましさの中に市民の生活のにおいを確実に嗅いで取れる市街中心部を歩いていく。

公園入り口は車も多く、家族連れで賑わっていた。

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館山城天守閣。館山の町と海を望める眺望に歓声が上がる。

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天守閣内は、里見八犬伝の展示がメイン。メディア化作品の一覧があり、最近のTBS版ドラマから漫画まで、数多く過去作品が並べられていた。

館山市立博物館。こちらは、館山市の古代から現代に至るまでの歴史がまとめられている。里見後の房総は、小藩ゆえの苦悩が多いようだ。また、書簡で見る里見氏の外交といった企画展示もあり、学術活動盛んな博物館のようだった。

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帰りは上手くバスがつかまった。「房総フリーきっぷ」が役に立つ。駅前に回転寿司があり、ふらふらと中に入る。外れのないネタに満足したが、鯨がひときわ目を惹いた。

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館山駅は海に近い。ひとときの開放的な時間を楽しむ。

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海を見ると、嫌なことを少しだけ忘れられる。


安房鴨川を経由し東京へ帰る。房総エリアは昔の横須賀線型車両が健在だ。ローカル線だが2両ロングシートのようなケチなことをせずに、長大編成でやってきてくれる。1人1ボックス占拠。安房鴨川の乗り換え時間は3分。とても帰りの指定券を取っている余裕はなかった。わかしお号は随分な混雑であった。

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内房線・外房線を十分に乗り切り、東京着。


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