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2004/10/15(Fri.) おねえちゃん この日を編集

[雑感] 日本語

パンフでの表記ゆれのほかに,敬語の使い方の御用が多い.この私が間違って覚えているものも多いから困ったものだ.あーうー 困りましたな.


2005/10/15(Sat.) WIDIS この日を編集

(削除)


[Diary] ヤバス

というか、一睡もしないまま打ち合わせに突入の方向。

さすがに前日起きたのが午後4時じゃなあ(>_<)

午後4時とかあたり興奮して寝付けないの。

しかたないので、議事録+エティログに眠い連呼で耐えるしかないなあ。

これでそのまま飲み連行とかだと30時間連続稼動+アルコール……マヂュイ

[大学] 私はイエスマン?

ある大学の理工学部を卒業した友人から見ても、私は研究室でよく働いていて、「イエスマンだから教授に信頼されてるんじゃない?」とか言われたのであった。うーん、後段はともかく前段の「イエスマン」というのは否定できないなあ。

[野球ネタ] 4点差を追いつかれる

あれは2000年のこと。私は友人に野球観戦に誘われた。その友人の父親の会社であまった神宮1塁側の年間指定席のチケットを手に入れたというのだ。今となっては信じられないことかもしれないが、巨人戦チケットはお得意様への贈答品としてたいそう喜ばれるものだったのだそうだ。しかし、ドームの巨人戦チケットは高嶺の花なので(今でとなっては…)、神宮の年間指定席を買い、巨人戦だけ抜いておいて贈答品にして、そのうちあまったチケットは社員で山分けしているということなのだ*1。私はもうひとりの友人とともに、喜んでその誘いに乗らせてもらった。その試合は、フジテレビナイター祭りと称し、花火が打ちあがる7月の神宮のヤクルト−巨人戦。しかし、その試合は雨で流れた。その席は9月下旬の振り替え試合のものになった。友人は「消化試合なんてよぅ」とぼやいていた気がする。

その振り替え試合の前日。巨人は中日に勝てば優勝という試合を東京ドームでやっていた。私はてっきり、巨人は9月中旬に優勝を決めるだろうと思っていたので、まさか自分の観戦予定試合が優勝決定試合になるかもしれないという事態を信じられないでいた。しかし、9回裏。中日4点リード。押さえのギャラードが登場し(注:これは記憶違いで、今調べたら当時中日の前田がまだ完封ペースで投げていてギャラードが出てきたのは高橋が塁に出た後らしい)、本拠地でのミスター*2の胴上げは絶望的に思われた。そう、自分が見る試合で背番号3の長嶋監督が神宮の宙に舞うのを見られそうな気配になっていたのである。

私は信じられない心持で2番に入った元木の打席を見ていた。ふつうにヒット。その後、高橋、松井と出塁。1アウトで江藤。追加点くらいはあるかな…とか思っていたが、なんと江藤、満塁ホームラン打ちやがったw 続いてバッター二岡。延長かな…とおもいつつ、明日の試合も気になったが、ミスターに本拠地優勝を決めて欲しいという思いもあった。しかし、そんな複雑な思いをぶった切る簡単な結末を彼は仕出かしてくれた。「打ったー大きいー入るかー入ったーーージャイアンツ優勝ー」 ベテラン小川アナの率直な言葉のみを淡々と叫ぶシンプルな実況を私はただ茫然として聞いていた。熱狂的巨人ファンの母はそれはもう大喜びだったが、父親は「八百長だ」と言っていたと思う。私はといえば、日テレ式のへんな顔*3が「ジャイアンツ優勝ー!!」と叫ぶに至り、ようやく事態を飲み込めた風であった。

次の日、消化試合となった神宮で、福井やら宮崎やら新鮮な若手をホームベースの東北東で間近に見ることが出来た。胴上げはかなり至近に見られそうな至近の席であった。優勝決定試合だったらめちゃ混み確定の神宮も、かなり空いていた。私は満塁打を都合よく打った江藤が信じられないと言ったが、友人は二岡を糾弾していた。

2回目の野球観戦だったが、はじめてのナイター、野外球場。気持ちよいものだった。単なる消化試合が、あわや優勝決定試合の消化試合となったのだから、よしとするべきか。

(追記:2005.10.16)やたら誤植があったので直してみました。

*1 巨人戦以外のヤクルトホームゲームは社員ももらう人少ないので見放題だったとか

*2 ミスタープロ野球こと、長嶋茂雄である。と、楽天ファンの俺として注釈しておく

*3 日テレのプロモーション


2006/10/15(Sun.) この日を編集

[ETilog9][地域ネタ] 一関一高、中高一貫校へ

一関市はこれに賭けてもいいかもしれない。


http://news.ibc.co.jp/item_3836.html


先日、IBCニュースエコーを見ていたらトップニュースがこれ。県内きっての文武両道校。かの早稲田実業も一般入試で入ってきたコが野球部でがんばっているそうだが、センバツに21世紀枠で出場した一関一高は、県内のほかの公立高校と同じ推薦しかなかった(=この間の入試改変で全員一般入試経由)になっているはずで、それで「野球留学」組だらけの私立校に渡り合っているのは奇跡に近いとおもう。

県内のほかの高校にも打診していたようだが、踏ん切りがつかなかったのかもしれない。本当の理由は、中学生を収容する校舎がないということだったのだろうが。一関一高はちょうど校舎の建て替えの最中で、旧校舎が空くのだそうで。

中学には学区を設けず、でも寮も設けないそうなので、おそらくは磐井地方以外は金ヶ崎と奥州市、それから気仙地域までが範囲なんではないかと思う。岩大附属中と盛岡白百合がある*1盛岡と違って、この地域に試験のある中学はなかったので、そういう方面に興味がおありのご家庭には吉報でございましょう。

いわゆるエリート教育を県教委は志向しているようだけども、これは学習指導要領の絡みもあって思い通りには行かないかもしれない。高校の先生が中学生にも教えられるというのは有効かもしれない。高校でも外部募集があるというからあまり飛ばしすぎるってこともできないだろう。ただ、これは中だるみを防ぐという意味では大事かもしれない。

私も中高一貫校に通ったが、良かったなと思えるのは中学1年生にして高校2年生や3年生の先輩に引っ張ってもらえること、そして自分がその代になったらまだまだかわいい中学1年生のコを引っ張っていかなければならないこと(変な意味ではありません)があって、そういうのがとても勉強になった。やっぱり人格形成の上で閉じこまった上下関係にならないのは良い。中3でも「中間管理職」経験が積めるしね(笑)

もちろん、やりはじめてが大変だろうけども、これはなんとかやり遂げてほしい部類の内容だなあ。

*1 あと岩手中も

[ETilog9][野球ネタ][地域ネタ] 道民球団が確立出来る北海道アイデンティティ

今年のパ・リーグは北海道日本ハムファイターズがプレーオフを力強く制して優勝。札幌のススキノや駅前の賑わいを伝えていたが、どうも盛り上がっていたのは全道的のようだ。

午前8時30分に北見市を出発したという女性(55)は「グッズを買おうと朝早く出ました。記念になります」と限定グッズを手に笑顔だった。

[Yahoo!ニュース - 日刊スポーツ - 札幌ドームが試合開始前にスタンド満員より引用]

遠く北見から札幌へ応援しに来ている人がいる。思えば、最初つけようとしていた名前は「札幌日本ハムファイターズ」ではなかったか。毎年、函館・旭川か釧路・帯広かの開催で、札幌以外に廻ってくるのは隔年である。普段の平日ナイターなんかは、札幌市民*1で成り立っているのではないのだろうか。それでも、北海道のチームだから、と、札幌の球団にもかかわらず、函館市民も旭川市民も北見市民も、ファイターズにシンパシーを持って接し、優勝すれば喜ぶわけだ。

思えば、駒大苫小牧だってあくまで「南北海道」代表。函館や札幌の「南北海道」に属する地域が、自分たちの地域から出した代表校を応援するのは当然だろうが、旭川ほかの「北北海道」地域も、北海道の代表が勝ち進むとなれば当然応援するだろう。だいたい、甲子園で北北海道と南北海道が対決したのを見たためしがない。

さて、翻って東北ですが。

甲子園優勝旗に続き、プロ野球リーグ優勝旗も、白河越えを跳び越して津軽海峡を渡るようだ。えーい、仙台本拠地時代のロッテが優勝したではないかといっても、あれはどうなんだろうか? どっちにせよ、日本シリーズ開催は白河越えを飛び越えて津軽海峡越えである。飛行機の時代は違うねえと、札幌ドームでの優勝映像を見ながら思わざるを得なかった。

周りを見てみれば、東北地方には相変わらず巨人ファンが多い。多い気がする。岩手に引っ越してきたときは、巨人ファンの多さにびっくりしたものだ。東京にあった私の母校なんかアンチ巨人だらけだった。巨人ファンは迫害の対象だった。こっちで巨人ファンになぜなったの?と聞いてみると、その答えは「巨人戦しかやっていないから」 分かりやすい理由である。東京でも巨人戦しかやっていない(放映していない)はずなんだがなあ。。。

宮城でも転向を是としない巨人ファンはいる。だが、宮城以外の県では、どれくらい巨人ファンや阪神ファンが楽天ファンに転向しただろうか。野球に興味をもっていなかった人が興味を持ったことはあっても、私のように転向した人間は少ないのではないだろうか。

甲子園では、たびたび東北勢同士の対決を目にかける。そもそも、ベスト8に東北の高校が勝ちあがっても、他県ならあまり応援すると言うこともないと思う。


ある後輩が私に向かってつぶやいた一言は印象的だった。彼は「野球チームで東北全体を対象と言うのは無理があるのでは」と言っていた。彼は、青森県の生まれと育ちである。

正直、関東のチームでも、本拠地が宇都宮や前橋なら、東京都下で生まれ神奈川で育った私は応援しないだろう。埼玉や千葉のチームも応援しないかも知れない。たとえ、関東のチームがひとつしかなくても。関東にしか住んだことがなければ、よその県なんてライバルでしかない。神奈川県民であれば、「ちばらぎ」「とちぐんま」「ださいたま」って差別意識がデフォではないだろうか。「ださいたま」への偏見、100万未満政令指定都市への千葉への偏見がある。関東でまとまるってことはまずない。

私が今の東北楽天を応援しているのは、アイデンティティが東京、神奈川にではなく岩手のほうにあるからであるが、それで宮城、仙台のチームを応援するのは確かに一見おかしい。現実に、楽天は宮城と山形のチームだ。サッカーのように山形なり盛岡なりにもチームがあるのならば、ベガルタを応援しようとはならないだろう。

私が東北楽天を応援せざるを得ないのには事情がある。ライブドアが仙台に今年からの参入を申請してストライキだのいろいろやっていたときに、日本テレビの某スポーツ番組でキャスターが「来季からの参入は現実的ではない、無理」と発言したときに、「また東北だけ除外か?」と非常にむかっ腹たった*2。私は岩手に来るまで関東、首都圏側の人間であった。だから、彼らが抱く大阪への違和感だとか、九州や東北への偏見というのはなんとなく内在している。だから、そういった視線を受けると反発のエネルギーをつかってやっつけたくなる。私は、東北に対する意識を知っているから、そのような意識やそのようにとられかねない意識を表す態度に対して非常にセンシティブである。

東北に生まれた人は東北人足り得ないのではないか。岩手に生まれればアイデンティティは岩手どまり。宮城に生まれれば宮城どまりだろうし、仙台市生まれなら仙台以上に郷土意識はわかないかも知れない。東北の他県はライバルでしかない。

でも、東北の中でそれぞれの地域にそれぞれの雑感があるのは分からなくはない。津軽為信の立ち回りには歯軋りしたいし、維新時の秋田の変心は忘れることは出来ない。伊達に対する気持ちも複雑だ。四国なんかだって、高松の人間は長宗我部の侵略を忘れていないそうだし、松山と高松のライバル意識は有名だ*3

私は、今後予想される都市部と地方の不毛な対立に際し、地方単位での地域的連携は必要不可欠だと考えている*4。東北6県、あるいは東北電力圏で新潟まで含めた東北7県で立ち回らなければ、中央・東京に放置プレイで飢餓死するのではないか。

東北の場合は幸いにも奥州藤原氏時代の「統一のエクスペリエンス」がある。だが、そういったことを想起するのは正直難しいだろうなってことは分かる。歴史浪漫で自らをイメージするしか方法はない以上、何かしら発動はしてみたいと思っているが。


北海道は、正直うらやましい。札幌一極集中への批判はあろうが、札幌が引っ張っていかなければならないという現状認識は肯定的にも否定的にもある。札幌でなくても、自分の都市に誇りがあるから、札幌に対してはよい位置ですべての市町村がいられる。なによりも、道民の連帯感と、北海道外を「内地」と呼んで特別視するコンセンサスが出来ている土壌は極めて物事を進めやすいといえる。文化も確実にある。東北が、仙台と札幌を入れ違えた北海道になってほしいと言う気はあまりしないが、今の東北の内なる視線を見ていると、ちょっぴりうらやましい。


東北楽天は新規参入時、東北の球団として「各県でできるだけ多く開催したい」としていたが、島田社長は「1軍戦は収益性が必要。(5県では)最低限の試合は開催するが、来年は微増、微減の範囲内で、減る可能性が高い」と話した。

[羽ばたけイーグルス 東北楽天 宮城以外の1軍戦減 収益性重視に転換より引用]

あの興行人数では理解できないこともない。事実、チーム名に地元の声が考慮されたライブドア新球団の球団名は「仙台ライブドアフェニックス」だった。完全撤退はしてほしくないが、岩手・秋田2連戦とか、いわきはオープン戦3試合にするとか、そういったことは仕方ないところかもしれない。福岡のチームなのに九州・沖縄の球児たちが入団を希望するホークスを目指して欲しい。そのためにも、宮城県外の東北の人間は、東北内での対立が誰を利するのか考えて欲しいと思う。もっとも、それで東京と答えかねないのは分からなくもない。ただ、神奈川・千葉・埼玉のライバル意識とは事情が違うと言うことも少しは飲み込むべきである。

*1 札幌経済圏なら応援できるかも知れない

*2 交流戦前の負けっぷりをみていると、その発言もあながち間違いではないのであるが。ただ、1年先伸ばしにしたところで拡張ドラフトとかやってくれていたとは考えづらいので結果としては変わっていなかったとおもうが

*3 江戸時代は水戸光圀の子孫が藩主で四国全体の監視をしていた。だから、今でも四国の統括はその系譜を引いて高松におく場合と、経済・都市規模を考えて松山におく場合とがある

*4 道州制まで踏み込むかはともかく


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