2005/08/20(Sat.) ごめんね〜、これが本当の私なの。 この日を編集
■ [時事ネタ] 開店の裏で
ヨドバシカメラ、新宿西口大ガード店を28日で閉鎖::デジカメWatch
大ガード店はホント小さい店舗なんだけど、商売にがめつくないし、(いい意味で)客も入っていないし残念だ。スーファミ(とネームランド)ここで買ったなあ…
AKIBAに大店舗が出来てヨドバシはいまや大規模店ばかり。いや、歓迎すべきことなんだけど上野や八王子もこのままでは…?!
横浜三越跡に新店舗が出来ても、相鉄口から近い横浜駅前店をつぶさないでほしいなあ…
以上、ゴールドポイントカードを持って早12年の一顧客の戯言。
■ [Diary] ばて
少量の酒で見事クラッシュ。ちょっと熱中症気味だったのと、めったにしない長距離運転の割には浅くしか前夜寝られなかったせいか…
溜まった選択を片付けるも、「いきなり雨が降るかも」という脅しに負けクーラーのきいた大学へ行くこともできず。。。
■ [Programming] ペア・プログラミング
8月の前半を無駄にした費やした某レポートで、XPプログラミングの本をなっちゃ御大に借りて少しその哲学に触れる機会があった。
2ch発「Mona OS」作者がはてなに来た理由::ITmediaニュース
はてなもペアプログラミングやるんですね。だけど、ペアのそれぞれにPCがあるのが印象的。
うちの大学のソフトウェア演習も、友人とやることで自分で気づかないミスを指摘されたりするのは、ペアプログラミングの亜種だったのかもしれない。
■ [雑感] 大企業
大企業の良い点、悪い点を聞く機会が多い。
ニフティも(親会社に比べればまだそうでもない気がするが)大企業。「動きが遅い」と中にいてご苦労されたのだろう。
プロジェクトにゴーサインを出したのは古河建純社長だった。しびれを切らした伊藤さんは2003年6月末、仲間と共に社長に直訴したのだ。社長はブログの魅力を理解し、7月中旬の会議で開設を決めた。
だけど、ニフティはまだ、社長に直訴してそれが通るという余地があったんだ、ということにむしろびっくりした。
「社内では誰も聞く耳を持たなかったブログの話に何万人もが共感してくれた」とある。直接的なレスポンスは絶対に膨大にあったのだろう。目に見える反応が。だけど、ココログはそういう紆余曲折があって、有料サービスにしては最大のユーザをあつめ多くの人をBlogデビューさせていく一方*1、木村剛から眞鍋かをりまで、ムーブメントを型作るブロガーを出してきた。敢えて失礼な言い方をすれば、「NDO:Weblog」はどれだけの連鎖を生み出したのだろう。コメントをした人間がどういった行動に移ったのだろう。いじわるで言ってるのではなく、個人ページを持っている者としての疑問をぶつけてみたまでである。確かに、「完全戦国年表」「MACHIDA PC MAP」は反応が多い、多かった。だけど、影響の与え方は「何とも言えない」というのが現実。別の記事で社長が言ってる通り、
「例えば、1億円稼いだとか、いい車を乗り回しているとか、そういうことは死ぬ時の自慢にはならない。でも『インターネットでたくさんの人が当たり前のように使っているあのサービス、実は僕が考えたんだ』と言えたら、それは死ぬときに自慢できる。そういうものをたくさん作りたい」。
という文脈で言えば、ココログは間違いなくネット史に残るサービスである。「はてなダイアリー」と並んで……。
大企業だから出来たこともあるし、はてなのような小兵企業だから出来ることもある。もちろん、伊藤氏は自分の充足感のために移ったのだろうが、以上のように考えると企業規模というのはトレードオフな気がする。
*1 だいたい、有料サービスだから無料サービスよりは「放置」の度合いも少ないのではないか
■ [Programming] 日本語はオブジェクト指向言語
上のほうで「NDO:Weblogはどれだけの連鎖を生み出したのだろう」と否定的に書いたあとで、氏の後継はてなダイアリーを耽読してるから困ったものである*1。そこであったんだけど
日本語とオブジェクト指向::Life is beautiful
うーん、これは意外と気づいていなかった。抽象と具体ってことで捉えることはあったけど、言語学、国語学的に捉えることもできるんですね。
*1 伊藤氏の連載はよく雑誌でよまさせていただいてます。てぃひ
■ [Review][TV] 意外な過去
「馬場ちゃん(@女王の教室)」の中の人、永井杏のデビュー作は未来戦隊タイムレンジャーだったんですね。
■ [Review][TV][Essay] 「女王の教室」と中学受験
女王の教室ネタ。
作中では授業が受験組wにあわせられてたり、いろんな活動を免除されてたりと思いっきり合わせられているが、自分の時代なんて徹底的にマイノリティで大変だった。
まあ、塾に行っていること自体好ましく思われない風潮は少なからずあったし。受験日で出られない「発表」の資料OHPを受験前月にまで書店で立ち読みして調べたりもしたなあ。既に素因数分解を知っていても、クラスでやっていた原始的な方法で最小公倍数を求めたり、歴史(社会)の時間でも、知っていない風に類推を組み立てたりして発言したり。もちろん、今にして思えば、既に選考して学んでいることを誇っていてえらそーだった部分も多々ありますが。
今の状況は知らないが、中学受験経験者は周りと違う境遇の中をなんとかやってきたんだと思う、学校では。それでも、委員会活動やクラス活動なんかは塾に優先した。でも、駆虎や流言飛語も見抜けない西川君は、いっそのこと信長の野望か三国志でもやって遊んでたほうがいいと思う。
2019/08/20(Tue.) 折り返し地点 この日を編集
■ [Review][Book] 村尾信尚『B級キャスター』を読んだ。
Kindleで小学館50%ポイント還元ということもあったのだが、テレビのニュース番組ものの書籍は好きなのである。
正直驚いたのは、氏は「NEWS ZERO」でハード路線、硬派なニュースを伝えたいという思いを持っていたということである。正直、ハード路線なら「きょうの出来事」をずっとやっていてくれれば良かったのだ。てっきり、日テレのエンタメ・ワイドショー化に乗っかるイエスマンとしてのキャスター就任かと思っていた。
気になるのは、何度か出てくる「日本をよくするためにキャスターになった」という氏の思いだ。1990年代にアンカーマンがコメントをすることについて、「筑紫哲也 ニュース23」や久米宏の「ニュースステーション」は叩かれていた。ジャーナリズムとの乖離・ギャップ・日本特有のニュースショー形式の是非。ストレートニュースこそ正しいのだ、あるべき姿だ。そういった議論があった世界からかけ離れた位置に氏はいるように思える。同著には芸能ニュースをトップに持ってくる日テレ制作側のロジックも紹介されていて、なるほどとも思う。正直、事実だけを伝えるジャーナリスティックなストレートニュースでは、筑紫哲也が『ニュースキャスター』でいう存続視聴率が達成出来ないことになる。
村尾信尚がメインキャスターとしてNEWS ZEROチームをまとめていた感じはオンエアからも伝わってきていた。「きょうの出来事」原理主義ながらも23時ニュースは日テレを基本線とした*1のも、特集の硬派さがきょう出来を思い出させてくれたからだ。キャスター陣との交流も同著にはあるが、本人たちの努力に加え、氏や番組制作陣がよくお膳立てだったり協力していたと見えた。何よりも、選挙特番の時の首相への事実上の財務省代表質問は好きだった。「NEWS ZERO」は民放王者の日テレに相応しい夜ニュース番組であることは素直に認めざるを得ない。視聴者迎合のニュースショーでなく、氏の所々の一本筋を作る編集人としての役割は評価せざるを得ない。
*1 まあ、テレビの視聴習慣がまず薄くなり、なにより其の時間に在宅しないことも増えたのだが
何かあればwebmaster@etilog.netまで