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2016/12/31(Sat.) 告白します!今年は……空虚な一年であったことよ [長年日記] この日を編集

[地域ネタ][Book] 日本外史と北上書房と岩波ブックセンターと

戦国時代や幕末を調べていると、頼山陽の日本外史は一度頭から読んでみたくなる。だが、岩波文庫ではかなり前に絶版になってしまったようだ。2013年に復刊したようだったが、多忙にかまけて情報把握も入手も出来ていなかった。


2014年に、一ノ関駅前の北上書房を探訪した。

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一地方都市らしからぬあまりに濃ゆい書棚を舐めるように見ていたら、岩波文庫のところに日本外史が3巻揃っている。せっかくだから買っていこうか。そう思ったのだが、その日から旅行で移動続きであること、盛岡への訪問予定がありさわや書店フェザン店で相応の購入がありそうだったことから、買うのを諦めてしまった。岩波文庫なので、東京でも買えるだろう、と。

帰京後、Amazonその他のネット書店で在庫を確認すると、軒並み品切れになっているではないか。頼みの綱の紀伊國屋書店新宿本店の在庫もなく、当時最強だったジュンク堂在庫検索でも、池袋本店で既に上巻だけない状態で3巻そろえて入手するのは困難になっていた。日本で北上書房だけ日本外史が3巻揃っていたのだ。

2015年5月に岩手に再訪する機会があり、一ノ関で途中下車して北上書房を再訪した。個性的な書棚は相変わらずだったが、日本外史3巻は書棚に挿されてはいなかった。


2016年になって日本外史は再度復刊されたようだった。さすがにもう一度東京から北上書房に行って買うのは辛いので、出来れば北上書房と同じ帳合の書店で買おうかと調べてみた。そこで、とある事実を知ることとなった。

北上書房は2006年に閉店寸前だったらしい。だが、帳合の栗田出版販売のサポートがあり、閉店せずに続いたのだと。

栗田出版販売は2015年に民事再生法適用申請の上、一騒ぎのうえ大阪屋栗田となった。その流れを引く個性派書店は数あるが、岩波文庫ということなので岩波ブックセンターで買うのがオツだろう。柴田信会長が亡くなってもなお、営業が続いている岩波ブックセンターで、日本外史3巻と原研哉の「デザインのデザイン」を買った。


岩波ブックセンターは23日店が閉じられ、25日に破産手続きが開始された。岩波ブックセンターのブックカバーがかかった日本外史は私がそこで買った最後の本ということになる。神田神保町は、高校生の時から使えていればという店が多く、岩波ブックセンターもそんな書店の一つだ。無くなりゆくものは仕方ない。でも、無くなるものを無くなるまえに使えなかった悲しみは、消えることがない。


[Diary] 今年最後

毎年12月31日は投稿しているけども、フツーのエントリが年末最終日に投稿されたのは珍しい。


何事も思い通りにはいかないものでして。諦めることが世間では盛んに薦められているけども、少しでも自分の思いに近づけたいなら書くしかないのかな。


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