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2004/07/26(Mon.) ETilog2タイトル発表! [長年日記]

[Review][TV] 組織は暴走する

NNNドキュメント'04「三菱自動車“リコール隠し”の真実」を見る。

リコール隠蔽で逮捕されたのは数人だが、本社が組織ぐるみでやっていた、という内容。再現ドラマを仕立てて、グループ長から幹部、フレッシュな若手社員からうら若き女性社員までが一体となって欠陥隠し=悪事に奔走していた様子が再現されていた。

例えばの話だが、会社ぐるみで、社であった殺人事件を隠蔽するなんて事があるだろうか。善悪のレベルが麻痺すると、組織は集団で悪事を行うということか。一方で、一連の隠蔽工作はドラマ化・映画化もされた小説「OUT〜妻たちの犯罪」を彷彿とさせた(って、見てないけど)。追い詰められると組織に連帯感が生まれるということか。

とはいえ、組織は何かしら道義的背信行為を行っているんではないかと思う。程度の差こそあれ。どんな組織であれ。正直に過ぎれば損をする世の中である。しかし、どこまでなら許容されどこからは許容されないのか、それを判断する必要が出てくる。いや、判断しても、組織のこわばった空気の中でそれを食い止め発言し暴走を防ぐ個の力がでてくるのかどうか? 組織の仲間への裏切りとも言えなくない内部告発を行う勇気は出てくるのか? どちらにせよ、組織は崩壊する…

三菱自の行為は犯罪である。隠蔽工作をしていながら逮捕されなかった人間も、人の命を蔑ろにしていたことには変わりがないのである。人の命を蔑ろにしながらも、今は酒を楽しく仲間と飲んでいるかもしれない、彼氏とデートしているかもしれない。社が危機的状況に陥り、自分の雇用が危なくなっているかもしれないが、シャバで過ごせていることには変わりがないわけだ。

だが、私にはその三菱自の社員を一方的に責めたてる気には到底なれない。自分とて人の命こそ蔑ろにはしていないかもしれないが、金・セキュリティ・人の運命・他人の名誉…そのあたりを組織ぐるみで弄んでいるのではないか、と考えてしまう。

他人事には出来ない。他山の石としたい。考えることによって、少しは進歩できるかもしれない。

[ETilog] ETilog2は「Theメディア市」

そんなわけで、公開をもったいぶってきましたが、ETilog2の正体は「Theメディア市」でした。完全戦国年表で、下手すると年表本文より目立っていたコンテンツ「戦国メディア市」のリメイクだとお考えください。某「大河ドラマの歴史」というその道では著名なサイトに「氏の辛口評論と満載. 必見. 」と書かれていて恐縮したことがあります。

アドレスはまだ公開しませんので、自力で探してみてください。正解は後日発表します。

本当は、公開をどうするか悩んでいたのですが、メディア批評は自分より上手い人がいるのに今更どうか、と言う躊躇。それから、政治と宗教と野球の話に相通ずる点もメディアレビューにはあるので、少し公開は迷いました。あとは、完全戦国年表閲覧者に普段の私の狂態が割れるのはどうかともネ(わら

ですが、「メディア市」というネーミングは自分が抑えておきたい気持ちがあったので、一般公開に踏み切りました(書き忘れましたが、もちろん「ETilog2・Theメディア市」はグローバルです)。

まあ、ぼちぼちやっていきますよ。なお、「Theメディア市」は毎日更新していませんので、僕のファンクラブの皆さんはご安心ください(?)


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